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世界選手権、準決勝の2試合は無敗同士の戦いとなりました。先日書いた通り、ここまでの大会は波乱がほとんどなく進んできました。ところが、準決勝に来て突然の波乱。それも2試合続けての波乱が起きました。
準決勝まで来た4国はいずれも優勝を狙える実力を持っていると先日も書きましたが、とはいいつつも個人的に実はアメリカとアルゼンチンがやや有利かなと思っていました。世界のメディアとかも大体がそんな感じだったのでは。だから波乱だったのです。まさかアメリカもアルゼンチンも負けるとは。まあ今日はそんなアメリカの敗戦について少し書いていこうと思っています。
欧州王者のギリシャ相手の敗戦、それはアメリカの完敗とも言える内容だったそうですね。アメリカは立ち上がりこそ、ここまでの大会での戦いぶり同様順調なものでした。第1Qが終わった時点で6点のリード、危なげない立ち上がりだったと思えます。そのリードは第2Qでさらに広がり、最大12点までひろがりました。しかしそこからギリシャが目を覚ましたのです。まだ前半、焦る必要は全くないことがわかっていたギリシャは徐々にアメリカの弱点をつくようになります。
第2Q中盤からギリシャは波に乗ります。そして連続点数を重ねるギリシャに対し、アメリカは得点を伸ばすことに失敗します。一気に逆転に成功したギリシャは前半を4点リードで終えます。まだ試合の行方はわからない状態、しかしギリシャは完全に手応えを感じていたはずです。アメリカを苦しめているものが実に有効であることに。
アメリカの弱点―それはハイ・スクリーン&ロールのディフェンスだったのです。ギリシャは何度も高い位置でスクリーンをかける攻撃を続け、アメリカはそれを防ぐことができなかったのであります。結果、攻撃で必ず有利な状況を作ることのできるギリシャは優位に試合を運ぶことができたのです。NBAでもピック&ロール(以後P&R)はよく使われています。(というよりP&R以外やらないんじゃねえのってくらいよくやる。) その理由とは?それはわかっていても止められないプレーだから。つまり防ぐことができないプレーだからです。(ジョン・ストックトンとカール・マローンのコンビプレーが代表的。) もちろん状況によってはP&Rを使えないこともあります。それに完璧にP&Rをこなすことのできる選手もなかなかいないものです。しかし、ギリシャにはいたのです。それがギリシャの最も大きな勝因の一つだったといえるでしょう。
その選手の名はスコーツァニティス。206cmながら体重は??(不詳)わからないのですが、とりあえず巨漢といえる体つきの選手。その風貌からすでに「ベビー・シャック」と呼ばれていたりもしています。そのスコーツァニティスの完璧なスクリーンを崩すことができずにアメリカは負けたのです。アメリカの選手も試合後、「実際彼にスクリーンをかけられるとどうしようもないんだ。パワーも幅もあるから回り込むしかない。」といっていました。
しかし、ギリシャの本当の強さはスクリーンをかけてもらった後に表れたのです。アメリカ戦、試合を通して64%もの高いFG成功率で戦ったのです。外からも中からも得点を重ねるギリシャ相手にアメリカは第3Qでも差を広げられてしまいます。第4Qに入るとアメリカはジェームズを中心に意地を見せます。しかし、ギリシャとの差は4点以下になることはありませんでした。こうしてアメリカの王国復活の夢は消えたのです。ギリシャの相手の弱点を見抜く力、それを活かすことのできる実行力、シュート力、精神力、など試合に勝つための要素が全てアメリカを上回ったと言えるのではないでしょうか。
今大会、アメリカは3年契約という条件で集まった選手達のチームでした。現時点でのアメリカ最強のチームをもってして、準決勝敗退という結果に終わってしまいましたが(3位決定戦があるけどね)、北京オリンピックへ向けた最初のステップとしては―欧州勢の実力の確認とするなら―、まずまずのものだったのでは。今日のタイトルはギリシャ戦後のアントワン・ジェイミソンの言葉です。しかし、まだ結成してから間もない赤ん坊のチームとして、改善しなくてはならない点が見えたというのは不幸中の幸いだったはずです。2年後の北京で大人になったチームUSAはさらに楽しみなチームに変わっていることでしょう。
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