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ひさしぶりのNBAです。つい先ほどファン投票によるNBAオールスターのスターティング・ファイブが発表されました。メンバーは以下の通りです。

Eastern Conference

G ドゥウェイン・ウェイド - マイアミ・ヒート
G ギルバート・アリーナス - ワシントン・ウィザーズ
F レブロン・ジェームズ - クリーブランド・キャバリアーズ
F クリス・ボッシュ - トロント・ラプターズ
C シャキール・オニール - マイアミ・ヒート


Western Conference

G コービー・ブライアント - ロサンゼルス・レイカーズ
G トレーシー・マグレイディ - ヒューストン・ロケッツ
F ケビン・ガーネット - ミネソタ・ティンバーウルブス
F ティム・ダンカン - サンアントニオ・スパーズ
C ヤオ・ミン - ヒューストン・ロケッツ


らの10人がファンによってスターティング・ラインアップに選ばれました。
イースタンは今やNBAの顔ともなった2人のスーパースター、ウェイドとレブロンが当然の選出。オールスターといえば…のヴィンス・カーター(これもどうかとは思うけど…)がウィザーズのアリーナスに僅差で敗れ、スタメンからはもれましたね。アリーナスの今季の活躍を見れば当たり前ですかね。パワーフォワードには初のオールスターとなるボッシュ。地味にカナダでチームの大黒柱として活躍を見せています(ラプターズは地区優勝争い…一応)。そしてセンターには14年連続のオールスター選出となったシャック。殿堂入りしているレイカー・レジェンド、ジェリー・ウェストとカール・マローンと並び、連続オールスター選出の記録達成となりましたね。
ウェスタンのセンター、ヤオ・ミンは今年はレブロンに次いで全体で2番目に得票を集めました。ルーキーの頃は中国からの票が多いだけで実力としてはいまいちかな…なんて思っていたものですが、最近は名実ともにオールスター級となりましたね。でも今年は怪我のため、欠場することになるでしょう。ウェスタンは他には常連がやはり強かったですね。コービーは200万票を超え選出。マグレイディも人気は未だに衰えていないようです。フォワードにはガーネットとダンカン。この2人も「さすが」のスタメンといえるのではないでしょうか。

さて、スタメンはこれで決定です。いや、正確には怪我で出れない選手には他に代役が出てきますが、それはまた後日発表となります。ベンチ(という表現も変な話ですが、笑)に入る選手は監督たちによって選出されます。発表はまだ先の話になるかもしれません。
では、今日は他の有力候補の選手について少し書いていきます。

イースタン
センターにはオーランド・マジックのドワイト・ハワードが今季の活躍を見ても、間違いなく選ばれるのではないでしょうか。ヒートでシャックの代役をしていたアロンゾ・モーニングも根強いファンがいます(あっでももうファンの人気は関係ないか…)。今季シカゴ・ブルズに移籍したベン・ウォーレスもスタッツには表れない活躍を見せています。個人的には今年のNBAの前半は、ニューヨーク・ニックスのエディ・カリーなんかの活躍が少し印象に残っています。
フォワード陣では、ウィザーズのカロン・バトラー。彼の存在なくして現在のウィザーズの位置はありません。間違いなく選出されると思います。他には…、イースタンのフォワードは前半戦を見た限り(そんなには見ていませんが…)、ぴんとくる選手はあまりいません。インディアナ・ペーサーズのジャーメイン・オニール。個人的にはあまり好きな選手ではありませんが、高さのないイースタンでは選ばれるかもしれませんね。例年ならボストン・セルティックスのポール・ピアースの名前が間違いなく挙がるのですが、今季はピアースとしてもキャリア初の長期間の離脱をしいられています。ので、選出される+プレーできるかどうかは微妙でしょう。デトロイト・ピストンズのラシード・ウォーレス、シャーロット・ボブキャッツのエメカ・オカフォーらも微妙ですかね…。
ガード陣では、ピストンズのチョーンシー・ビラップス、ミルウォーキー・バックスのマイケル・レッド、オールスター常連のカータージェイソン・キッドらが激しく争うのではないでしょうか。他にはピストンズのリチャード・ハミルトン、シカゴ・ブルズのベン・ゴードンらも十分オールスター級の活躍を見せた前半だったと思います。

ウェスタン
センター陣ではデンバー・ナゲッツのマーカス・キャンビーを押したいですね。たまに全くといっていいほど存在感を無くすこともありますが(笑)、ディフェンス、リバウンドといった面ではリーグ屈指のセンターです。フェニックス・サンズのアマーリ・スタウダマイヤーはおそらく当確でしょう。ユタ・ジャズのメーメット・オクヮァー、ダラス・マーヴェリックスのエリック・ダンピアーらも活躍を見せていましたね。
フォワード陣は、マーヴェリックスのダーク・ノビッツキーがスタメンに選ばれていないのはおかしいくらいですね。ナゲッツのカーメロ・アンソニーはシーズン途中のけんか騒動が響いた感があります。ジャズのカルロス・ブーザー、マーヴェリックスのジョシュ・ハワード、レイカーズのラマー・オドムらは個人的にはオールスターに選んでほしい選手です(特に好きというわけではないが…)。他にはサンズのショーン・マリオンくらいでしょうかね。
ガード陣、ウェスタンはベンチも超豪華になりそうです。2年連続NBA、MVPのサンズ・スティーブ・ナッシュは間違いなく選ばれるでしょう。そしてシーズン途中からナゲッツに移籍したアレン・アイバーソンも移籍がなければファン投票によるスタメンも確実でした。個人的にはジャズのデロン・ウィリアムズが今最も熱いガードだと思っています(笑)。彼も選ばれるのではないでしょうか。他にはシアトル・スーパーソニックスのレイ・アレンはここ最近は絶好調です(シーズン通しても素晴らしいのですが)。マーヴェリックスのジェイソン・テリーも今季は選ばれるのではないでしょうか。スパーズの外国人ガード・コンビは例年よりは若干元気がないような気もしますね。ニューオーリンズ・ホーネッツのクリス・ポールにも期待していたのですが、怪我でおそらく選出されることはないでしょう。


さて、オールスターの選手チェックはこんなところです。実は個人的にはそこまでオールスター・ゲームというものには興味はないのですが…、その年活躍している選手というものは気になります。なのでアップしてみました。NBAも早、前半の41試合は終了してしまいました。ここ2、3年は勢力図がだいぶ均衡になっていたNBAですが、今季は数年前以上に「西高東低」の図式が当てはまってきた印象を受けます。果たして、後半戦にイースタンのチームによる巻き返しがあるのかどうか?注目したいですね。
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ニューオーリンズ・セインツ 14 @ 39 シカゴ・ベアーズ

NFL屈指のD♯にも翳りが見えてきたものの、その破壊力は未だにNFLに恐れられているベアーズ。対するはNFLでトータル・オフェンスが1位のセインツ。AFCと比べると注目度は低いものの、NFCのカンファレンス・チャンピオンシップも好カードとなりました。

試合は序盤からベアーズD♯が本来の姿でゲームを支配する展開。セインツはQBドリュー・ブリーズを中心としたオフェンスも、ベアーズD♯の前に何もできない時間帯が続きました。一方、ベアーズにとって懸念されていたのは、ここ最近崩壊気味だったランD♯ではなく、なんといってもその不安定ぶりが目立つオフェンスでした。この日もQBレックス・グロースマンを中心としたオフェンスは立ち上がりから調子が全く出ず、フィールド・ポジションも追い込まれる状態が続きました。
それを救ったのはやはりベアーズD♯。今季このD♯でいくつもの試合を変えてきましたが、この日も例外ではありませんでしたね。幾度となくベアーズ・テリトリーへと攻め込んでくるセインツに対して、要所でサックなどのビッグプレーでFG圏内から追い出すD♯を披露していました。そして第1Q残り5分半という場面でクリス・ハリスの激しいタックルでルーキーWRマーケス・コルストンがファンブル。これがベアーズの先制FGへと繋がりました。
その後、ベアーズの(これまた強みである)スペシャル・チームのビッグプレーでターンオーバーを引き起こすなど、前半は一方的なベアーズ・ペース。しかし、16-0となったところでセインツ・オフェンスが目を覚まします。前半残り時間が2分を切ったところでボールを持ったセインツは、QBブリーズのパスを中心とした攻めであっという間にベアーズ陣内へ。そしてなんとしても前半のうちに取っておきたかった得点を、先のドライブでミスをしたWRコルストンへ繋げるTDパスで上げることに成功。前半を16-7で迎えることとなりました。
そして後半立ち上がりのセインツのドライブ。自陣7ヤードからという悪いポジションでしたが、ワンプレーで試合の行方を全くわからなくさせます。QBブリーズからRBレジー・ブッシュへの88ヤードTDパスが見事に通り、試合はあっという間に16-14と接戦へ。そして後半に入ってから全くリズムを作れなくなったベアーズ・オフェンス。そこにつけこみ、セインツは逆転のFGを蹴るチャンスを得ます。ところが、FGは外れ、逆転は失敗します。それでもセインツD♯に対し、何も出来ないベアーズ・オフェンスはまたしても3&アウトへ。
ここでまたしてもベアーズが試合の流れを大きく変えます。まずはベアーズのスペシャル・チームによる見事なパントで、セインツの攻撃を自陣内5ヤードラインからという悪環境へと追い込みます。すると、ベアーズD♯は自陣のエンドゾーンでプレーせざるを得なくなったブリーズ目掛けて猛然とラッシュをかけます。そのプレッシャーにたまらずブリーズはレシーバーが誰もいないフィールド内へとインコンプリートパスを投げてしまいました。結局このプレーはセーフティーと見做され、ベアーズの得点となりました。
このプレーが試合を決めたと言っても過言ではないでしょう。このプレーによって、ここまでほぼノン・ファクターであったベアーズQBグロースマンも奮起。33ヤードのTDパスを決めるなど、存在感をここで初めて示しました。その後の試合はベアーズ一辺倒。特にD♯はセインツにターンオーバーを繰り返させ、気づけば点差は開く一方でした。終わってみれば39-14と、ベアーズ圧勝という形で今季のNFCは決着がつきました。

ここからは感想です。
この試合はなんといってもベアーズのD♯の破壊力がよく伝わってくるような試合となりましたね。そしてスペシャル・チームもやはりNFL1だな、と思うような展開が観られました。スペシャル・チームに関してはリターナーのオール・プロ、デビン・ヘスターの活躍こそあまりなかったのですが、この日はパンターのブラッド・メイナードが素晴らしかったです。これまでそんなに目立っていましたっけ??まあ、なんと言いますか、終わってみれば最も「ベアーズらしい」勝ち方だったのかな、とも思えますね。ターンオーバー(特にファンブル・フォース)を引き起こす力はNFL随一です。今季は一年を通じてちゃんと統率されているな~と思ったものです。
ベアーズ・オフェンスに関しては…、そうですね~、強烈な印象はないですね。QBグロースマンは見ての通りですし、この日の得点もほとんどはD♯のおかげとも言えたのではないでしょうかね。ただ、RBのトーマス・ジョーンズとセドリック・ベンソンのコンビは強烈です(少なくとも僕はこのコンビネーション好きですね、笑)。スーパーボウルでは彼らが主導権を握らなければ勝てないでしょう。
さて、ここからはシンデレラ・シーズンが終焉してしまったセインツです。結局最後はNFCで唯一の実力者だと言われていたベアーズの前に散ってしまいましたね。しかし、今季は本当によく戦ったと思います。そしてニューオーリンズ市民を始めとしたハリケーン・カトリーナの被害者に多くの夢を与えたシーズンだったと思います。優勝はなりませんでしたが、Saints go marching on…♪ と地元に凱旋してもいいのでは(笑)?
戦力的に見ると、やはりスーパーボウルへ行くにはまだ早い、という感じでしたね。D♯はラン・パス共に最後まで安定感がなく、あれだけリズムに乗れなかったベアーズ・オフェンスに対しても後半はリズムを作らせてしまいました。ベアーズのように、とまでは言いませんが、プレーオフではD♯陣がステップアップしなくてはならない場面が必ずやってきます。それができなかったといえるかもしれませんね(ちと辛口ですかね…)。
オフェンスに関しては今季はNFL、NFLファンを驚かせてくれました。QBのブリーズはオール・プロにも選出されましたし、RBデュース・マカリスターの活躍なしにはここまで進むことはなかったでしょう。ルーキーRBブッシュとWRコルストンもセンセーショナルな活躍を見せてくれました。ただ、最後はQBブリーズも若干経験の無さを露呈したようなシーンも見受けられたのではないでしょうかね。セーフティー場面なんかがその代表かもしれません。といってもあそこで冷静にプレーできるQBはそうはいないでしょうが…。
とはいえ、今年のセインツはNFLで最も収穫が大きかったチームと言えるかもしれませんね。D♯の穴がはっきりしたことや、チャンピオンシップまで来れたという自信。そして何よりもこの経験は大きかったと思います。将来性やその経験も含めて、今後のセインツはさらに脅威を増す可能性も秘めているのではないでしょうか。
2007.01.22 CLASSIC.
  これほどまでに劇的な幕切れがあると誰が予想したでしょうか。
  コルツとコルツファンにとってこれほど大きな壁だったと誰が思っていたでしょうか。
  これまでのスポーツの歴史の中でここまで大きな壁が存在したでしょうか。

AFCのチャンピオンシップ、近年稀に見るライバル同士の対決は観る者の期待を全く裏切らないほどの好ゲームとなりました。インディアナポリス・コルツが悲願のスーパーボウル行きを、これ以上ないほどの最高の形で決めました。NFL史上に残る熱戦を制したコルツは2月4日、マイアミのドルフィン・スタジアムにてスーパーボウルで戦うことになりましたね。

ニューイングランド・ペイトリオッツ 34 @ 38 インディアナポリス・コルツ

試合は前半、ペイトリオッツが自らのファンブルをエンドゾーンでリカバーTD、コルツQBペイトン・マニングのパスをCBアサンテ・サミュエルがINTリターンTDなどにより、ペイトリオッツが21-3と大きくリードしました。この時点では、コルツはまたしてもこの大舞台で不甲斐無い戦いをするのか?とコルツファンにとってはそういう嫌な予感も頭をよぎったはずです。
しかし、地元コルツのファンは決してそんなコルツを見捨てませんでした。直後のコルツ・テリトリーで始まった次のペイトリオッツ・オフェンスではクラウド・ノイズとD♯の踏ん張りによって後退させ、パントという結果に終わらせてから試合の流れが一変しました。これまで全くいいところのなかったコルツ・オフェンスでしたが、前半終了3分前にボールを手にし、一からオフェンスのリズムを作り始めました。結局前半終了間際のこの攻撃はFGで終わりますが、ここで作ったオフェンスのリズムをコルツはこの試合、二度と見失うことはありませんでした。
15点ビハインドで迎えた後半はまずはコルツ・ボール。前半の終わりに作ったリズムによって、ランとパス共に上手く決まり、ゆっくりながらも確実にエンドゾーンへ近づいていきました。そして後半最初のドライブをTDで終え、これによってホームの観客は完全に生き返りました。第3Qの内に再びTDを上げ、2ポイント・コンバージョン成功により、同点に追いつくことに成功すると、試合は取りつ取られつの展開へ。
しかし、ペイトリオッツもさすがの強さを発揮。敵地RCAドームで勢いに乗るコルツを相手に同点に追いつかれるも冷静さは失いませんでした。エリス・ホブスの80ヤードのキックオフ・リターンを生かし、TDを上げ再びリードをします。ところが、息を吹き返したコルツ・オフェンスに怖いものはなく、あっさり次のドライブで同点に。そしてお互いにFGを追加し合って迎えた試合残り4分。ペイトリオッツ新人キッカーのゴストカウスキーがFGを決め、34-31とペイトリオッツがまたしてもリードを奪いました。
残り3分50秒でボールを手にしたコルツでしたが、ここでペイトリオッツD♯が意地を見せました。3&アウトに追い込み、ペイトリオッツ・ボールになり勝負あったか、と思ったのも束の間、ここでペイトリオッツが初歩的なミスを犯しました。結局ここはペイトリオッツも3&アウトという結果に。
そして残り時間2分強、3点を追うコルツの最後の攻撃が始まります。ここでコルツの大黒柱QBマニングがパスを2本通し、あっという間にペイトリオッツ・テリトリーへ。直後のプレーではペイトリオッツの反則などもあり、ものの十数秒間でペイトリオッツ陣内11ヤード地点まで進む、という驚異的なスピードでコルツは攻め続けました。そして、残り1分、パスD♯を重視したペイトリオッツの裏をかき、RBジョーセフ・アダイのランによってコルツがTD。この試合初めてリードすることに成功したのでした。
対するペイトリオッツQBトム・ブレイディもこれまでにいくつものゲーム・ウィニング・ドライブを完結させてきた男です。しかし、そのブレイディ率いるペイトリオッツ・オフェンスも最後はコルツのチームやドーム全体の執念に力尽き、INTによって試合は終了しました。


フットボールの神様はコルツというチームにこんなエンディングを作って待っていたのです。どうしても越えられなかったペイトリオッツという壁。その壁はこの試合でもその存在の大きさを―18点ビハインドという大きな壁でもって―改めてコルツに知らしめました。最後には自分達の力だけで越えなければならない、ということも。そして、試合時間残り1分、ついにコルツがペイトリオッツという大きな壁を乗り越える時がやってきたのです。その壁を乗り越えなければならなかったのは、他でもないコルツの持ち味でもあるオフェンスだったというのは何かの因縁かもしれませんね。


さて、ここからは個人的な感想を少し…。
まずはコルツとコルツファンの皆さんにおめでとうございます、と言いたいです。特にトニー・ダンジーHCとレジー・ウェインは本当によかったと思っています。今年、特にプレーオフに入ってからのコルツの戦い方には本当に驚かされました。以前のようなド派手なオフェンスはこの試合の後半でしか見られませんでしたが、特筆すべきはやはりそういったオフェンスではなく、ゲーム・コントロールの役割も兼ねたオフェンスのバランスの取り方だったと思います。D♯については…、なんでしょう…、要は気合いの入れ方次第といったところなんですかね(笑)
そして、ペイトリオッツファンの皆さん、お疲れ様でした。
今度改めてペイトリオッツについては個人的な感想を書くつもりですが、ここでは一言だけ。
「やっぱこのチームを好きでよかった!」です☆

それでは今日はこの辺で。
またまたやってまいりました。今回は歴史はくりかえす、NFLバージョンであります。歴史と言いつつも、これはあくまで僕のわずかな知識の中だけでの話ですので、あらかじめ「はいはい」的に流しながらお読みください。

AFC Championship
New England Patriots @ Indianapolis Colts

・またしても因縁の対決。
今年のプレーオフでAFCのチャンピオンシップがコルツ対ペイトリオッツになると予想していた人は少ないのでは。特にディビジョナル・ウィークエンドではホームのチャージャーズとレイブンズが圧倒的とまではいかないものの、大方の予想では有利とされていたはずです。まずは今年、多くの予想に反してこの2つのプレーオフのベテラン・チームがここでまたしても対決することが決まったことが挙げられます。

・ペイトリオッツ、チャンピオンシップでは無敗。
ペイトリオッツは85年シーズンにワイルドカードとしてプレーオフに進出した際、初めてチャンピオンシップで戦いました。その年はドルフィンズを敵地で撃破、チーム史上初のスーパーボウルへ。尚、このチームが初めてプレーオフを敵地で3勝しスーパーボウルへと進むチームとなりました(2チーム目は昨年のスティーラーズ)。次にチャンピオンシップに登場したのは96年シーズン。今度はチーム史上初ホーム、フォックスボーロ・スタジアムでチャンピオンシップを開催し、ジャガーズを撃破。3度目の登場は01シーズン、敵地ピッツバーグで。「運命のチーム」として急遽注目を集めたシーズン、この年はチーム史上初のスーパーボウル制覇。そして記憶にも新しい03年ホーム・コルツ戦、04年アウェー・スティーラーズ戦、とこれまで5度チャンピオンシップへと駒を進めていますが、一度も敗戦がありません。

・時代の変わり目?!
NFLは時代の移り変わりというものは意外とあっさりしているものです。例えば60年代のパッカーズもスーパーボウルIとIIを連覇した直後からプレーオフへも進んでいません。スーパーボウル制覇ともなると96年シーズンまで遠ざかることになりました。70年代のスティーラーズも6年で4度スーパーボウルを制した直後からプレーオフからは遠ざかっています。90年代のカウボーイズも4年間に3度スーパーボウルを制覇。当時頭角を現していたのはQBファーブ率いるパッカーズでしたが、そのパッカーズは「カウボーイズ時代」は幾度となくプレーオフでカウボーイズに敗戦。ようやくスーパーボウルを制した96年シーズンはそのカウボーイズと戦うことなく頂点へと上り詰めました。つまり、壁であったチームをプレーオフで直接倒してのスーパーボウル制覇というものはNFLの歴史では意外とないのです。

・キッカー、アダム・ヴィナティエリ。
プレーオフでのコルツのキッカー・アダム・ヴィナティエリはほぼパーフェクトです。特に試合がかかった大一番のFGでは外したことはないくらいのクラッチ・プレーヤーです。昨年までペイトリオッツにいたヴィナティエリはそのクラッチ・キックで01、03、04、と3つのスーパーボウルの決勝FGを決めています。彼のようなキッカーは長いNFLの歴史を見ても他にはいません。プレーオフでのヴィナティエリはプレッシャーがかかればかかるほど存在感を増してきます。また移籍1年目にして、古巣ペイトリオッツとの対決となったことは何かの因縁かもしれませんね。

NFC Championship
New Orleans Saints @ Chicago Bears

・時代の風潮。
これは上記の01年ペイトリオッツとも少しかぶります。僕が観てきた中では「世論の期待」というものはアメリカのスポーツの中では結構勝負に左右したりしています。(もちろんほとんどの場合は期待はある程度の成功で終わり、チャンピオンということにはならないのですが…。) 今年のセインツにはその世の中の人々の期待というものがあります。そしてそのチャンスを活かす力も今年のセインツにはあります。01年のペイトリオッツがそうだったように。シンデレラ・ストーリーやサクセス・ストーリー好きにはたまらないですね(笑)

・85’シカゴ・ベアーズ。
今年のベアーズは85年シーズンのベアーズと非常に似たシーズンを送りました(まあ終盤はそうでもなかったのですが…)。ベアーズが最後に開幕7連勝以上を上げたのは85年シーズン。シーズン最初の黒星を喫したのはホーム・ドルフィンズ戦。また当時のチームカラーも激しいD♯でした。そんな85年のベアーズは圧倒的な力でスーパーボウルを制しました。

・DB リッキー・マニング
ベアーズのディフェンシブ・バック、リッキー・マニングは03年ルーキー・イヤー以来となるチャンピオンシップ出場。03年はパンサーズの一員としてNFCのチャンピオンシップでプレーし、キャリア最高のパフォーマンスを披露しました。イーグルスQBマクナブのパスを3つもインターセプトし、勝利に大きく貢献。派手な活躍はそこまでありませんが、彼の名前はそれ以来覚えています。(同じ日の数時間前に行われた試合で同じ名前のコルツQBマニングが3つINTされたから、というのも印象を深くした要因なのかなとも思います。)


まあ歴史はくりかえす、と言いつつも今年はどうなるかわかりません。歴史だけを見て考えると、コルツはペイトリオッツには勝てないということになってしまいますが、ここ2試合は敵地でコルツが勝利を上げていますし。またコルツも今まで見たことのない勝ち方で勝ち上がってきているという点を考えると「歴史」もへったくれもそもそもないかもしれませんね(笑)
ベアーズに関してもD♯は開幕当初のインテンシティはなく、集中している時間帯としていない時間帯の差が激しいような感がありますし…。セインツに至ってはフランチャイズ初のチャンピオンシップ出場です。それこそ歴史もへったくれもありません(しつこい?、笑)

それでは今日はこの辺で。また試合についてはアップするかもしれません
Divisional Weekend

ニューイングランド・ペイトリオッツ 24 @ 21 サンディエゴ・チャージャーズ

試合からはしばらく経ってしまいましたが、少し自分なりに分析してみたいと思います。いくつかポイントを先に挙げてからそれについて書いていくつもりです。

・ターンオーバー
まずこの試合のキーポイントとしてはターンオーバーだったと思います。SDが4つ、NEが3つ、とプレーオフの深いところまで来たチームの戦いとしては少し多かったような気もします。キーだったのはターンオーバーから来る失点。NEは3つのINTを喫しましたが、それによる失点はゼロ。それに対しSDはパント時のファンブルなど、NEオフェンスを続行させる形になったターンオーバーが多かったです。特に第4QのNEの4thダウン時でのINT直後のファンブルは試合の流れを大きく変えるものとなってしまいましたね。

・試合展開
これは僕の偏った観方だったとは思うのですが、どうもこの試合は最初からSDがやりたかった試合展開ができなかったと思いました。まあ前半に2つのTDを上げたところまではうまいこと行っていたとも思いますが…。SDのやりたかった試合展開、それは決して試合終盤までもつれるような肉弾戦といいますかどちらの意地が最後まで持つか、といった試合ではなかったはずです。ゲームプランが最初からそうだった可能性はほとんどないでしょうが(接戦になると考えていたのでは?)、できれば自慢の攻撃力で点差を広げておきたかった(最低でも2ポゼション差)、というのが本音だったと思います。実際、この試合が終盤を迎える頃には2ポゼション差以上ついていても全くおかしくなかったのでは。
そうならなかったのはNEの選手たちとSDの選手たちの集中力の差とも言えるミスでした。ミスというのはパーソナル・ファウルや先に書いたパント・リターン時のファンブルなどです。
・対応力 (上からの続きです)
こういったミスによって、試合は大きな差がつかず、SDとしては嫌な感じ、NEとしてはなんとか1ポゼション差にとどまることができたように思えます。こうなると様々な勝ち方を知っているNEの方が有利でした。というのは、この試合は残り時間7分を切ってからは試合の展開が目まぐるしく変わりました。
SDは1点差に詰め寄られていた第4QにNEにはショックの残るようなTDを上げ8点差とし、優位な立場で試合を進めることになりました。そして迎えた例の4thダウンのギャンブルであの想像もつかないようなミスがあったのです。あのプレーにこそ、両チームの対応力の差があったと思いました。SDとしては、あのINTは落とすべきでした。まあD♯の選手としては反射的にキャッチをしてしまうのはわかります。しかし、もしキャッチをしたとしても相手のタックルだけは食らってはいけませんでした。どんな時であれ、フットボールは「何が起きてもおかしくはない」のです。逆にNEは「何が起きてもおかしくはない」ことがわかっていたのです。つまり、あそこでパスがINTされてもおかしくはなく、またINTされた後に相手のファンブルを誘うことだって「起きたっておかしくはなかった」のです。それを見事に実践したのがNEのWRトロイ・ブラウンというNE一筋のベテランだったのです。
あのプレーは、日頃から常に「何が起きてもおかしくはない」という考えの下でプレーをしていたからこそ、起こったプレーだったと思います。偶然なんかではなく、間違いなくNEの選手による対応力が生んだプレーでした。

・経験値
これこそがこの試合を大きく分けたものだったかのようにも思えるのですが、どうでしょう。これを言ったら元も子もないでしょうかね…。でも先のトロイ・ブラウンにしたって、DBというポジションの経験があってこそのフォース・ファンブルでした。直接的に経験が活きたというのはあのプレーくらいでしょうが、間接的には多くあったと思います。上に書いた試合展開なんかは、NEの選手全員がどんな試合展開になってもいいように戦えていたのに対して、SDの選手たちは必ずしも同じ集中力を持っていたとは思えませんでした。こういった集中力の統率などは、プレーオフなどの厳しい世界で戦って初めて身につくものだったりもしますからね。

・第3、第4の男
これは意外と大きかったのかな?と思っている要素です。第3、4の男というのはチームにいるスター以外の選手のことです。そういった選手の活躍がNEには見られ、SDには見られなかった、ともいえるかもしれません。まあスタッツだけで判断してしまうのも乱暴なのですが、この試合SDオフェンスはランもレシーブもLTがトップ。レシーブではゲーツが2番目に多いレシーブ・ヤーデージでした。まあいつも通りといえばいつも通り(さらにいつも通りやれば大抵勝てるのも今年のSDでしたが…)なのですが、もう少し他の選手たちがステップアップしなくてはいけなかったような気もしますね。
NEオフェンスでいうと、スターというスターは今年はブレイディくらいしかいないのですが…、そのブレイディはこの試合は不調でした。まあ最後はらしさを見せてくれたと言えるかもしれませんが、NEの場合はシーズン中あまり活躍を見せなかった選手が頑張りを見せましたね。特にシーズン中は若手育成に力を注いだからか、ベテラン選手の活躍はそこまで目立ちませんでした(怪我もあったけど)。ところが、プレーオフに入るとWRブラウン、TEグレアム、RBフォークなど、元スターだったり、一度もスター扱いをされたことのない選手が大きく貢献するようになりました。この試合を決定付けたのもWRコールドウェルといった昨年までSDに在籍し、そこでは控えだった選手のビッグプレーでした。
まあSDとしては最後までトムリンソンにおんぶに抱っこだったという印象が多少残ってしまいました。LTは最後までアンストッパブルだったという点を考えると、やはりSDには第3、第4の男のステップアップが必要だったのかもしれません…。


う~ん、やはりうまくまとまらなかったです…。読みにくいとは思いますが、最後まで読んでくださってありがとうございます。
そしてペイトリオッツファンの皆様、おめでとうございます。僕もこんなに嬉しい勝利は久々だったので、思わず一日中顔がニヤけてしまいました。←今も続いているかも…。まああれだけ強いチームを敵地で倒せたというのはSB制覇した頃もそんなになかったので(あの頃は文句なしに一番強かったので)、しばらくはこの余韻に浸りたいと思います。来週はインディアナ…、日本での中継はNFCのチャンピオンシップとのことです…。では最後にSDについて―。
今年のSDは個人的にはいつかこけるだろう、とも思っていたのですがここでこけましたか。やはりマーティがいけないのでしょうか…。確かに疑問の残るプレーコールは多々ありましたが…。来年も残っているのですかね。あっそういえば試合終了時にLTがめずらしく激怒しているシーンがありましたが、あれはNEの選手数人がミッドフィールドでショーン・メリマンのダンスを踊っていたからだそうです…。侮辱にあたる行動は避けてもらいたいですね。
Divisional Weekend

ニューイングランド・ペイトリオッツ 24 @ 21 サンディエゴ・チャージャーズ

 事実上の決勝戦。とまで言われたこの一戦は予想通り激しい展開となったようですね。日本でも中継され(ケーブルですが…)たのですが、それを観れず…、で近いうちに録画放送されるだろうと思い、更新は試合を観てからにしよう!と考えていたのですが、どうやら放送も明日以降のようなので今日アップすることにしました。(中継は観れなかったのですが、携帯でESPNのサイトで随時経過をチェックしてました)
個人的な感想などはまた次回アップする予定ですが、まずは試合のおおまかな(??)内容を書いてみました。かなり雑だと思うのですが…。

LT in CHARGE
結果からいうと、24対21でペイトリオッツが逆転勝利を収めたようです。試合は序盤から両チームのD♯が迫力満点。共に試合を通じて7回ずつパントを蹴るというフィジカルな試合でした。そんな試合は両チームのオフェンスが決め手を欠いていた第1Q、ペイトリオッツが相手ファンブルによって起きたこの試合最初のターンオーバーを活かし、FGで先制。ところが第2Qに入ると、ここまでフィールドポジションで有利な立場に立っていたホーム・チャージャーズがRBラデイニアン・トムリンソンの2ヤードTDで逆転に成功しました。その後も両チームのD♯が試合を支配する展開が続きましたが、前半終了まで3分を切った時点でトムリンソンが(やはり)爆発。58ヤード・ランで一気にNE6ヤード地点へ。次のプレーでもう一人のRBマイケル・ターナーが6ヤードを走りTD、14-3とリードを広げます。チャージャーズとしては前半はこのスコアで折り返したいところ。
Rising Star?!
しかし、前半の内にもう一度得点を返しておきたいというペイトリオッツの気持ちの方が上でした。まずはRBケビン・フォークのランとWRジャバー・ギャフニーへのパスなどでSDテリトリーへ。その後はQBトム・ブレイディからのパスを中心に攻め、残り13秒でなんとしてもほしかった得点をTDという最高の形で上げることに成功し、前半を14-10という僅差で迎えることになりました。
D Still Alive
そして迎えた後半、立ち上がりはまたしてもD♯が存在感を見せ、両チームがパントを蹴り合います。試合が動いたのは第3Qが中盤に入りかける頃でした。ペイトリオッツQBブレイディの投げたパスがチャージャーズCBドレイトン・フローレンスにインターセプトされてしまいます。チャージャーズはこれで一気にNE32ヤード地点からの攻撃となりました。そしてそのままNE21ヤードと、一度はFG圏内へ進むことに成功しますが、その後ペナルティやペイトリオッツD♯のブリッツによるサックでFG圏内から弾き返されてしまいます。
First Mistake
結局そのドライブはパントで終わり、ペイトリオッツは自陣2ヤード地点からの攻撃となります。しかし、チャージャーズD♯も一歩も引かず、ペイトリオッツはまたしてもパントを蹴る羽目に。ところが、ここで試合が動きます。チャージャーズのパント・リターナーのエリック・パーカーがパントをキャッチミスし、ボールはペイトリオッツがリカバー。これによってペイトリオッツの攻撃が続きます。その後チャージャーズのペナルティなどもあり、さらに攻撃を進めますが、最後は決め手を欠きFG止まり。しかし、ペイトリオッツは貴重な後半最初の得点を上げることに成功しました。
Rivers IS Pro Bowler?!
その後試合はまたしても膠着状態へ。ところが、第4Qに入るとチャージャーズはTEアントニオ・ゲーツを中心ターゲットとしたQBフィリップ・リバースによるパス・オフェンスが機能しだします。リズム良く攻撃を進め、最後は再びRBトムリンソンがエンドゾーンへ走り、1点差に詰め寄られていたチャージャーズは21-13とペイトリオッツを突き放すことに成功しました。実はこのドライブの直前、ペイトリオッツはSD41ヤードまで進み、4th&2と微妙な距離を残したのです。今季のペイトリオッツならギャンブルか?と思っていたのですが、安全策を選択。そういった選択後のチャージャーズのドライブでのTDだったので、このTDは非常に大きいものだと感じました。
Season on the Line
残り時間は8分半、点差は8点。ペイトリオッツにとっては崖っぷちに立たされたといってもいいでしょう。しかし、そういう状況に立ってこそ実力を発揮するQBがペイトリオッツにいるのも事実。試合の流れを変えるかのようなチャージャーズのTD直後の、ペイトリオッツのシーズンを決めるであろうドライブが始まりました。ペイトリオッツはプレーオフに入ってから急遽頭角を現したWRギャフニーへのパスなどでSDテリトリーへ。さすがにブレイディだなぁ、と感じたのもつかの間、今度はチャージャーズのD♯がさすがの力強さを披露。あっという間に4thダウンとなります。奇しくもSD40ヤード付近でした。しかし、今度は選択の余地はなく、4th&5とはいえ、当然ゴーフォーのサイン。まさにペイトリオッツのシーズンがかかったプレーといえたでしょう。
Crucial Play
しかし、QBブレイディの放ったパスはこの日3つ目のインターセプトとなってしまいます。万事休すか、と思われた次の瞬間、ペイトリオッツWRトロイ・ブラウンがタックル。INTをしたマックリーはなんとそこで痛恨のファンブル。そのボールをペイトリオッツがリカバー。なんとも予想し難い形でペイトリオッツのドライブは続いたのです。ここでもう一度冷静になるチャンスを得たブレイディは難なくWR陣へパスを通し、残り時間4分40秒を残し、TDを上げます。もちろんペイトリオッツは2ポイント・コンバージョンで同点を狙い、それもRBフォークのラン(というかスナップをキャッチしてそのままランでしたが)で成功。同点に追いつきました。
Use LT...
チャージャーズとしてはショックの残る形で同点に追いつかれたのですが、RBトムリンソンを擁するチャージャーズ・オフェンスには十分過ぎるほど時間が残っていました。そして迎えた直後のドライブ。チャージャーズ首脳陣は最初こそトムリンソンのランを使いますが、直後はQBリバースのパスを選択。結果パスはインコンプリートとなり、3&アウトという最悪の結果になってしまいます。残り3分半を残し、ボールはペイトリオッツへ。
The Play of the Game
試合がかかったドライブとなるペイトリオッツの攻撃はやはりQBブレイディのパスを中心としたものになりました。まずはTEダニエル・グレアムへ19ヤードのパスで自陣34ヤードへ。その後はチャージャーズD♯が踏ん張り、3rd&10となり、両チームにとって非常に大事なプレーが訪れます。そこでQBブレイディはサイドライン際を走っているWRリシェイ・コールドウェルへのロングパス。そのパスは見事に成功、49ヤードのゲインとなり、ペイトリオッツは一気にSD17ヤード地点とFG圏内へ進みます。そこからはうまく時間を消費するため、RBコーリー・ディロンのランを多用するもチャージャーズD♯に止められ、31ヤードのFGを狙うことになりました。キッカーはルーキーのスティーブン・ゴストカウスキー。一度も第4Qでの決勝FGを蹴っていない選手でしたが落ち着いてFGを成功し、残り時間1分強を残し、ついにペイトリオッツが逆転に成功しました。
... is short
リードされたとはいえ、チャージャーズには1分というFG圏内へ進むには十分な時間が残されていました。そしてQBリバースのパス2本でNE36ヤード地点まで進むことに成功しますが、それと共に時間はなくなっていき、残り8秒で54ヤードのFGを狙うことになります。しかし、キッカーのネート・ケイディングのFGは短く、チャージャーズのシーズンはここで幕を閉じることになったのです。

Patriots moves on
こうしてAFCはコルツに続きペイトリオッツがチャンピオンシップへと駒を進めることになりました。因縁の対決がまさか今年こういった形で再び巡ってこようとは…。どうやら時代が変わるのはまだ先のことのようです。一体どんな試合になるのでしょう。今から楽しみです。
Divisional Weekend

インディアナポリス・コルツ 15 @ 6 ボルティモア・レイブンズ

実はプレーオフ開幕前の僕の個人的な予想としては僅かではありましたが、レイブンズがスーパーボウルの大本命か?!と思っていました。が、ワイルドカード・ウィークエンドを観てからは全く違った予想になりました。それはワイルドカード・ウィークエンドで勝利したAFCの2チームの出来がなんとも不気味であったからであります。ペイトリオッツはプレーオフに入ると「さすが」の勝負強さがあり、そしてある意味ではそのペイトリオッツよりさらに不気味な存在だったのがコルツでした
コルツはWCではチーフスに前半はまさかの苦戦。といっても試合前の予想では苦戦必至との見方もあったので、予想通りの苦戦とも言えました。しかし、苦戦は苦戦でも内容がよくありませんでした。得意のオフェンスが全くといっていいほど機能していなかったからです。それもチーフスという平均より少し上くらいのD♯相手にです。しかし、終わってみれば快勝。しかも特にオフェンスには迫力は感じずにプレーオフで勝利したのです。今までのコルツからすればありえないことでしたね。

そして迎えた今日のディビジョナル・ウィークエンドのボルティモア・レイブンズ戦。またしてもコルツが「らしくない」形で勝利を収めました。個人的にはコルツ・オフェンスが2試合続けて波に乗れないなんてことがないと思い(単純過ぎる予想ですが…)、この試合ではインパクトのあるオフェンスを披露するのでは?と考えていたのですが。なんとこの試合でもその予想を覆し、ディフェンスの力で勝利をもぎ取りましたね。
そのコルツD♯ですが、先日も書きましたが僕は前から実はそんなに悪くはないと思っていたのですが、ここまでやれるとも思っていませんでした。というのも、コルツD♯の最大の強みは他でもないコルツのオフェンスであり、オフェンスが得点を重ねるため、相手オフェンスもそれに追いつこうと無理にTDを狙いに来るケースが多かったのです。つまり相手はコルツD♯を多少なめていたというのもあったと思うのです。そうなることによって相手オフェンスは本来のバランスを失い、そこにコルツD♯はうまくつけこむ、というのがコルツD♯の持ち味だと思っていました。(コルツD♯は結構ビッグプレーも飛び出しますし。)
ところがプレーオフに入ると、状況は一転。本来コルツというチームを引っ張るはずのオフェンスは影を潜め(レイブンズ戦に限って言えば相手D♯がよかったのですが)、替わってディフェンスがチームを引っ張っています。驚くべきは、なんだかんだで最後はオフェンスが試合を決めるのだろう、と思っていたら試合を決めるのもD♯だったという点です。数年前からAFCはD♯なくして優勝はありえない、と言われていましたが、コルツは見事にアジャストしてきたと言えるのではないでしょうかね

では、コルツの要であるオフェンスは何もできていないのか?というと実はそれも事実ではありません。今日の中継を観ていて(聞いていて)珍しく解説者と意見が合ったことがあったのですが(副音声がなかった…)、その話をここで少し。それはこれまでのコルツ・オフェンスからの変化です。ここ数年のコルツ・オフェンスはQBマニングやWR陣の能力の高さを活かしパス重視の攻撃が目立っていました。そのオフェンスは今年も中盤までは変わらず、そしてチームも当たり前のように勝ち続けていました。しかし、対戦相手に研究され、チームが勝てなくなってきた頃―昨年の12月に入る頃―から変化が見られ始めました。それはオフェンス全体のバランスの変化でした。あのコルツがランを多く使い始めたのです。実は私、その変化についてひどく批判したことがあります(12/4参照読んでいただいた方が分かりやすいかもしれません)。しかし、今のコルツを観ていると、あの頃の変化が今になって活きてきているような気がしてなりません…。
プレーオフにもなると、一面的なチームというのは勝てません。例えコルツのような圧倒的なオフェンスを持っていたとしても、チャンピオンにはなれません。ここ数年のコルツはそれを身をもって証明したようなものですし…。となると、いかにコルツと言えどもオフェンスにもバランスが必要だ(正確に言うとバランスではなく、ランで時間を支配する術が必要だ)と感じたのでしょう。それをコルツのトニー・ダンジーは11月の終盤から、というとてもリスキーな時期に試み始めたのでは。結果的にはチームは敗戦が増えたものの、プレーオフへは危なげなく進み、そしてオフェンスにもバランスというものを定着させることに成功したのではないでしょうか(今日もラン35、パス30、ボール保有率も31分半でした)。AFCのチャンピオンシップ進出が決定した今だから、「成功した」と言えるかもしれませんが、ほんの数週間前までは誰もコルツがこういった内容でチャンピオンシップまで進むとは思っていなかったはずです。下手をしていれば、コルツはほんの1ヵ月前から試みた新しいオフェンスのリズムを掴むことなく1、2回戦で敗北していたかもしれません。なんとも末恐ろしいヘッドコーチです。

さて、いつものようにまた長くなってしまいましたが、コルツのチーム全体の変化について語ってみました。プレーオフに入ってからのコルツだけを観ていれば、今年の中盤までのコルツとは全然違うチームになっていることがよくわかるかもしれません。コルツは今年もダメだろう…とタカをくくっていたのですが、今の「勝つための試合運び」を本当に自分のモノにしたのなら、このチームは無敵かもしれません。来週はサンディエゴに乗り込むのか、はたまた宿敵ペイトリオッツとまたしても覇権を争うことになるのか。今後も含めて、コルツの「適応力」にも注目したいです。

p.s.あ。レイブンズについては全く触れていない。オフェンスにはがっかりかな…。やはりレイブンズは試合の行方をオフェンスに委ねるような展開だとダメでしたね。
2007.01.12 Not so Wild.
またしばらく更新が空いてしまいました…。Wild Card Weekendからはちょっと経ってしまいましたが、その結果と感想を少し書いていきます。ひさしぶりですが、かなり適当になってしまうかもしれません…。

ダラス・カウボーイズ@シアトル・シーホークス
 結果:21-20、シーホークス
今や有名になってしまった劇的な幕切れでしたね。DALのQBトニー・ロモによるFGアテンプト時のホールド・ミス。あのミスさえなければDALが今週末のディビジョナル・ウィークエンドでシカゴで試合を行っていたといってもいいのでは。でもロモもミスをした瞬間にボールを拾ってTDを狙いに行ったという点は評価してもいいでしょう。あのプレーを見た後の率直な感想は「ミスを犯した瞬間もあれだけ冷静でいられる選手がなぜ?」というものでしたね。ロモにとってはほろ苦いプレーオフデビュー戦となってしまいました。
試合はハイライトでしか観ていないのですが、シーホークスからすれば本当にもうけもんの勝利だったのでは。運がなければ勝てなかったとも言われそうですが、運も実力の内です。胸を張ってディビジョナル・ウィークエンドへ乗り込むべきでしょう。
カウボーイズとすれば悔やんでも悔やみ切れない敗戦となってしまいましたね。とはいえ、誰もロモを責める事はできないはずです。彼がいなければプレーオフへも出れなかったかもしれませんので。今考えてみると、あのミスには実は前兆があったといえるかもしれません。それはW17、シーズン最終戦のDET戦。その試合でロモは4つのファンブルを犯していました。それも特に相手に触れられていないプレーでのファンブルもいくつかありました。あの試合からどうもボールが手についていないような印象があった気がしてなりません。プレーオフでの致命的なミスというものはプレーオフでしか返すことができません。今後のロモにも注目したいです。
p.s. どうやらパーセルズもT.O.も来季もチームに残るとのことです。

カンザスシティ・チーフス@インディアナポリス・コルツ
 結果:23-8、コルツ
この試合はなんとも両チームのファンにとってはフラストレーションの溜まる試合だったのでは。そしてチーフスファンにとってさらに不幸だったのは一度もそれが解消されることなくシーズンが終わってしまったことです。
コルツからすれば、なんともらしくない勝利だったのでは。この試合は開始前からずっとチーフスRBラリー・ジョンソンを止めることが出来ないんじゃないか?と至る所で噂になっていました。が、蓋を開けてみるとジョンソンに13キャリーでたったの32ヤード(!!)に抑えることに成功し、なんの不安もなかったはずのオフェンスではQBマニングが3INTを喫するなど試合中盤までは全くといっていいほどいいところがなかったです。まあ後半に入るとやっとマニングも調子を取り戻し、なんとかチーフスを寄せつけずに勝利することができた、という試合でしたね。
個人的には前からコルツのランD♯は実はそこまで(試合結果に影響するほど)悪くはないと思っていました。特に注目度が高ければ高い試合ほど、意外と相手のエースRBにやられる試合というのは少なかったのでは?(ん~でもそんなこともやっぱりないでしょうか…あくまで意外との話です。)まあもっともここ最近は本当にひどかったのですがね…。
それよりひどかったのはこの試合のチーフスのオフェンスでしたね。なんともオフェンスのリズムの作り方が下手だったです。コルツがラン重視のD♯を敷いたというのは前半の立ち上がりでわかったはずなのですが、チーフスはそれでもオフェンスを変えようとしませんでしたね。前半はファースト・ダウンがなかったというのは前代未聞です(特にコルツ相手に…)。結局前半あれだけターンオーバーを奪っておきながら一度もリードを奪えなかったというのが敗因と言ってもいいでしょう。(前半最後のコルツのFGももったいなかったです…。)

ニューヨーク・ジャイアンツ@フィラデルフィア・イーグルス
 結果:23-20、イーグルス
朝一生懸命起きて生中継で観た試合です。といっても第1Q途中で爆睡。起きたら第4Q終盤でした…。でもいいところは観れたので満足です(苦笑)
さて、この試合は立ち上がりは結構衝撃的だったのでは。ジャイアンツの試合開始直後のドライブは「ついに目が覚めたか?!」と思わせるほど鮮やかでした。イーグルスD♯のブリッツも上手く対処できていましたし、さらにQBイーライ・マニングとレシーバー陣との連携がよくできていたように感じました。結局ファースト・ドライブで先制TDを上げ、直後のキックオフでは絶妙な(狙ったのか?)キックでイーグルスのリターンをさせず、PHI陣内奥からのスタートになりました。そしてイーグルスのファースト・ドライブでは何もさせず3&アウトとし、次のジャイアンツのドライブはイーグルス陣内からという素晴らしい立ち上がりでした。
と、これだけを観て今日はジャイアンツが勝つのか?!なんて思っていたら寝てしまいました。ので、試合の流れを作るはずの中盤戦は全く観ていません…。そして、起きるとイーグルスがリードしていました。(大幅省略)
試合が面白くなったのは第4Q。残り7分を切って7点ビハインドのジャイアンツは相次ぐ反則で1st&30という途方に暮れそうなピンチに陥ります。ここでジャイアンツも終焉かと思われましたが、この日のマニングとWRプラクシコ・バレスはまさにホットラインでした。2nd&30から立て続けにマニングからバレスへのパス。マニングの集中力が生んだパスとバレスの個人技がうまく噛み合い、ピンチを脱しただけでなく、あっという間の同点TDとなりました。
しかし、ジャイアンツにとっては同点がやっとでしたね。この日はジャイアンツRBティキィ・バーバーとイーグルスRBブライアン・ウェストブルックが共に絶好調。同点となり、残り5分で攻撃権を取り戻したイーグルスはウェストブルックを中心とした攻撃を展開。時間を十分に使いつつ、徐々にジャイアンツ陣内へと進んでいきました。そして残り時間が2分を切った時、ウェストブルックのランでついにFG圏内へ。結局そこからは時間だけを費やす戦法へ。残り3秒でタイムアウトを取りFGユニットを送り込むイーグルス。そして試合終了と同時にKデービッド・エーカーズのFGが決まり、イーグルスの勝利となりました。
この試合は共にチームのいいところを発揮できた素晴らしい好ゲームだったと思います。特にジャイアンツは今できる最高の試合をやったと言えるのでは。シーズン終盤戦のジャイアンツを考えると、この試合だけでも来季へとつながる、収穫の多いものだったと思います。そしてそのジャイアンツを破ったイーグルスのしたたかさも素晴らしかったですね。間違いなくマクナブがいた頃にはなかったしたたかさです。(しつこいです…) QBガルシアを中心とし、生まれ変わったイーグルスがスーパーボウルへ出場したとしてもなんの驚きもないと言ってもいいかもしれません。いや~バーバーの引退ももったいないですし、両チームに勝たせてあげたかったな、と思うほど(僕としては珍しい)の試合でした。

さてこれでワイルドカード・ウィークエンド全ての結果がわかり、次週ディビジョナル・ウィークエンドの全カードの組み合わせが決まりました。今年はワイルドカードが早くも全滅です。文字通り各地区の優勝チーム同士で争われるディビジョナル・ウィークエンドとなりましたね。かなり白熱しそうです。楽しみです。
2007.01.08 Brady being Brady.
う~ん、新年が明けてから飲み会飲み会で更新をずっとサボってしまいました。しかもこの大事な時期に…。いつも読みに来てくださってる方々には多大なご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ございませんでした。

NFLも今日でワイルドカード・ウィークエンドの4カード全てが終わりました。先週全32チーム中20チームの選手やコーチ達がゴルフを開始し、そして今週さらに4チームがゴルフ・シーズンのスタートとなりました。(ESPN的言い回し。)
それでは順序は全くバラバラですが、まずは我らがペイトリオッツの結果から―
ニューヨーク・ジェッツ@ニューイングランド・ペイトリオッツ
  結果:37-16、ペイトリオッツ
 この試合は同地区対決、今季3度目の対戦であり、さらにNEベリチック対NYJマンジーニの師弟対決としても注目度を集めた試合でした。共に相手を知り尽くしているだけにやり易い面とやりづらい面、両方があったと思われます。
試合は開始早々のドライブでペイトリオッツが先制のTD。さらにD♯でもジェッツQBペニントンに何もさせず。やはりこの時期のペイトリオッツは強いな、と感じていたのもつかの間。プレーオフでは命取りとなりかねないこの試合最初のターンオーバーがペイトリオッツの自陣深くの位置で起きました。RBディロンがファンブルし、ジェッツボール。ジェッツとしてはこのミスにつけこみ、同点にしたいところでしたが、結局3&アウトでFG止まり。とはいえ、この一連の流れはジェッツに勇気を与えたといってもいいかもしれません。その直後のペイトリオッツのドライブをなんなく止め、ジェッツがボールを取り戻します。そして第2Q開始直後、QBペニントンからWRコッチェリーへ77ydsのTDパスが通り逆転に成功します。
ジェッツからすれば狙い通りの展開です。しかし、1月に入ったペイトリオッツは前回対戦()したペイトリオッツとは全く違うチームでした。直後のドライブでKゴストカウスキーのFGでまずは同点に。そして前半残り7分から始まったドライブではほぼ7分を使い切り、最後はQBブレイディからTEグレアムへのTDパスが通り、17-10とペイトリオッツが逆転に成功し前半が終了します。個人的にはこのTDドライブがこの試合を象徴していたかのように感じました。(理由はまた後ほど…)
前半を終え、試合内容ではペイトリオッツがジェッツを圧倒している形ではありましたが、それでも点差はたったの7点。ペイトリオッツとしては「もっと離れていてもいいのに」、ジェッツとしては「まだまだワンチャンスで追いつくことができる」といった感じだったのでは。
そして後半開始。まずジェッツの攻撃から。ペイトリオッツの前半最後のドライブはジェッツに大きなダメージを与えたはずなのですが、ジェッツは根気良く徐々にエンドゾーンへ近づいていきます。結局TDは奪えずもFGで点差を4に縮めることに成功します。これでジェッツはD♯が踏ん張ることができれば、「ワンチャンスでひっくり返すことが出来る」位置に着けます。しかし、この日のペイトリオッツはQBブレイディを中心とした攻撃がその実力を如何なく発揮します。ランとパスを織り交ぜた攻撃でペイトリオッツはあっさりFGを返し、点差は再び7へ。
肉弾戦の様相を帯びてきたように見えた試合でしたが、次のジェッツのドライブで試合の流れが微妙に変わりました。ジェッツ陣内深くで始まったドライブもなんとかミッドフィールド近くまで進んだ頃、この試合ジェッツにとっては最初のターンオーバーが出ます。QBペニントンが投げたパスがラテラル・パスと見なされ、ボールをリカバーしたペイトリオッツNTのウィルフォークに拾われ(さらにリターンもされ)ペイトリオッツボールとなります。ここはなんとかジェッツD♯が踏ん張りますが、ペイトリオッツとすれば貴重なFGを上げることに成功します。これでこの試合初めて2ポゼションの差がつきます。
しかし、ジェッツもこれであきらめるといったことは全くなく、戦う姿勢を見せます。第4Q開始とほぼ同時に始まった直後のドライブでまたしてもFG圏内へ。しかし、ペイトリオッツのD♯はエンドゾーンが近づくにつれ厳しくなっていき、ジェッツの反撃はまたしてもFGに留まります。とはいえ、これで再び7点差とし、試合は未だにワンチャンスで追いつけるものとします。しかし、試合の流れはペイトリオッツが操っていました。
その直後のドライブでブレイディ率いるペイトリオッツ・オフェンスは約6分半もの時間をかけ、最終的にRBフォークへのTDパスを決め、点差を14点としたのです。この時点で残り時間は5分強。試合をほぼ決めたといってよいでしょう。結局直後にジェッツのQBペニントンのパスがペイトリオッツCBのサミュエルにインターセプトされ、そのままリターンTD。37-16となり、勝負ありでした。

試合が終わって、冷静に振り返ってみるとなんだかんだで最初から最後までペイトリオッツがゲームを支配していた気がします。まあ前半の途中はジェッツのペースになることはあったのですが、それはあくまでもペイトリオッツのミスから、ということだったのかもしれませんね。いや、強いです。ペイトリオッツ。これは一パッツファンとしてではなくて、一NFLファンとしてです。たぶん…(笑)
この試合のペイトリオッツの勝因は総合力といってもいいのでは。中でもD♯の勝負強さはジェッツの比ではありませんでしたね(前半終了間際のドライブとかです)。オフェンスの決定力の差とも言えるかもしれませんが、とりわけ目を引いたのはペイトリオッツのレッドゾーンD♯のよさでした。ジェッツも第4Qまではなんとかペイトリオッツに食らいついていたのですが、最後はペイトリオッツの試合巧者ぶりにやられてしまった感が強かったのでは。(でも個人的にこの試合で一番印象に残ったのはジェッツのしぶとさでした。)それにしてもほんとに粘り強かったです。あのしぶとさがなければプレーオフにも出て来れなかったでしょうね。

さて、これでペイトリオッツは来週サンディエゴにてチャージャーズとの対戦が決まりました。シーズン半ばから連勝街道まっしぐらでスーパーボウル制覇の大本命でもあるチャージャーズと、シーズン終盤、最も大事な時期に調子を上げてきたペイトリオッツ。来週最大の好ゲームになる可能性大です。あるスポーツ評論家はすでにこのゲームこそがNFLのチャンピオンシップだ、なんて言っていましたが果たして本当にそういった内容のゲームになるのでしょうか。もちろん僕は期待していますがそれでは今日はこの辺で。

p.s. この試合は開始前からジェッツのペイトリオッツに対する「リスペクト」というものが感じられたような気がします。ちょっと嬉しかったりするFuckyでした。マンジーニだったからでしょうかね。(でも今流行り?のリスペクトっていう言葉はあまり使いたくはなかったのですがね…)
NFC South
 シーズン前、実は密かにどころではなく、すごい期待していたセインツ(9/10/05参照)がシーズン中盤くらいまで大混戦だったNFC南地区で地区優勝をさらいました。終わってみればセインツ以外のチームの失速にも助けられた感もありますが、ビッグゲームでその力を存分に発揮していた今季のセインツならどのみち地区優勝をしていたことでしょう。
パンサーズは意外と最後まで多くの専門家のFavoriteとして期待されていましたが、結局シーズン終盤は何のインパクトも残せず敗退。ファルコンズは自慢のランこそ今年も健在だったものの、シーズン中にチームのケミストリーが麻痺、そのまま立ち直ることなくまたしても不本意なシーズンとなってしまいましたね(もっとも不本意と呼べるものなのかどうか…。これくらいの実力かもしれませんね…)。昨季の地区優勝チームのバックスに至ってはシーズン序盤で先発QBクリス・シムズの離脱などもあり、最後の最後まで納得のいく試合ができませんでした。


ニューオーリンズ・セインツ 10勝6敗 B+
MVP-QB ドリュー・ブリーズ & ルーキー陣。
 ブリーズはおそらくシーズンMVP票もちらほらと集めるのでは。セインツがあと1勝多く上げていればさらに票をゲットできたかもしれません。とはいえ、今年はリーグで最も輝いたQBの一人ですね。RBレジー・ブッシュとWRマーケス・コルストンの両ルーキーは今年のセインツの躍進に欠かせない存在となりましたね。ブッシュのオフェンスでの貢献度はNFLのどのチームの主力と比べても劣りませんでした。コルストンも怪我があったものの今年最もリーグを驚かせたルーキーでした。
Dissapointment-ブリーズがMVPに選ばれないこと。
 前年度3勝しか上げれなかったチームがファースト・ラウンド・バイまで躍進したということは、不満が少なかったシーズンといえるでしょう。特にシーズン終盤に連敗をしなかったという点は前年度3勝チームならありえないことです。強いて不満を挙げるならブリーズがMVPに選ばれないということでしょうか。LT恐るべし…。
Biggest Game-W14@ダラス・カウボーイズ W42-17
 シーズン終盤最も厳しいと思われた試合でした。当時セインツはプレーオフ争いの中とはいえ、やはり実績のないチームならではのシーズン終盤での息切れ(それもシーズン終盤に厳しいスケジュールとなっていました)が心配されていた頃でした。ところがこの地区首位同士の直接対決をアウェーで調子のよかったダラスを圧倒。突如NFCのタイトルコンテンダーとして名乗りを上げることになった試合でした。

キャロライナ・パンサーズ 8勝8敗 B-
MVP-DE ジュリアス・ペッパーズ
 今季はペッパーズの孤軍奮闘ぶりばかりが目立ちました。ある試合(3点差の敗戦)ではペッパーズ一人で試合を接戦にまで持ち込むといった試合もありました。他にはWRスティーブ・スミスなども活躍はしましたが、一年を通しての活躍というものが見られませんでしたね。
Dissapointment-QB ジェイク・デローム
 今季のパンサーズの不振の大半はデロームの責任といってもいいかもしれません。特にシーズン中盤を過ぎた頃の敗戦では彼の個人的なミスが致命傷になった試合が多かった気がします(相手レッドゾーン内でのINTが多かったですね)。プレーオフでの修羅場を経験しているQBなら他の選択肢でのプレーが出来たはずなのでは。他にはデロームの不振と共にWRスミスの存在感も薄れていきました。パンサーズの持ち味でもある「勢い」が今季は「連敗」という悪い形で出てしまいましたね。
Biggest Game-W1対アトランタ・ファルコンズ L6-20
 今季のオープニング・ゲームです。パンサーズ史上最も期待度の高いシーズンの初戦でホームでオフェンスが機能せずに敗退してしまった試合です。ここで出鼻をくじかれたというのも大きかったように思えます。その後立て直しに成功したかにも見えましたが、W12弱小チームの一つでもあった@WAS戦で負け、致命的な4連敗が始まったという試合も大きかったです。

アトランタ・ファルコンズ 7勝9敗 C
MVP-ランナー達。
 ファルコンズに対していつも思うのはこれだけ走れる選手が多いのになぜゲームをコントロールする力がないのだろう?という点です。まあQBヴィックの走る能力にはただただ驚かされるばかりです。
Dissapointment-ディフェンス陣 & QB マイケル・ヴィック
 ファルコンズの最大の武器はD♯のはずです。それが今季は崩壊してしまいました。さらにこのチームの悪いところは、D♯が頑張った試合では今度はオフェンスが崩壊。こうなるとチームとしても崩壊してしまいますね。QBヴィックは毎年期待されながら成長があまり見られません。しかし、今季に限って言えばヴィックもそうでしたが、オフェンス陣全ての選手にミスが多かったです。何かと不満の多いシーズンとなってしまいましたね。
Biggest Game-W9@デトロイト・ライオンズ L14-30
 5勝2敗と好調な滑り出しだったファルコンズでしたが、W9それまで1勝しか上げていなかったライオンズに大敗。勢いではなく、地力で試合の流れを掴まなければならない試合でした。(なんというか、ここで自分達の実力を再確認したかった試合だったのでは。) そしてそのチャンスはいくらでもあった試合でした。ところが要所でミスを連発し、気づけば弱小チームに大差をつけられていたという内容でしたね。チームのモチベーションと言いますかやる気がこの試合で一気に下がってしまったのがはっきりとわかりました。そしてチームもここから4連敗。(驚くほど強い時もあるのですが…安定しないですね…。)

タンパベイ・バッカニアーズ 4勝12敗 D
MVP-K マット・ブライアント
 今季のバックスにとって唯一の明るいニュースはW7対PHI。試合終了と同時に蹴った決勝の逆転62ヤードFG(!!)だけだったのでは。もちろんこれだけでもMVP級です。たしかこのFGで市長か誰かにも何かの賞をいただいていましたね(笑)
Dissapointment-QB陣。
 バックスにとってここ数年の課題であったのはQBのポジション。今季はいよいよクリス・シムズに任せようかという年でしたが、序盤でシーズン・エンドの怪我。シムズは熱いハートのようなものも感じさせてはくれましたが、それでもそれまでのパフォーマンスも良くありませんでした。まあまたしてもオフェンス全体に不満が残るシーズンとなってしまいましたね。
Biggest Game-W1対ボルティモア・レイブンズ L0-27
 周囲の期待は決して低くはなかった今季の開幕前でした。ホームでの開幕戦で似たようなカラーの持ち主のレイブンズとの対戦で完敗。今シーズンの行方を占うかのような試合になってしまいました。この試合で失った前年の自信は大きかったかもしれませんね。
NFC North
 今季リーグで最も力のレベルが低かったディビジョンなのでは。ベアーズというリーグ屈指の実力を持つチーム以外で、高いレベルでコンスタントに戦えるチームはいませんでしたね。
開幕前の予想はもっぱらベアーズ有利でした。そのベアーズは期待に違わぬ成績を残していますが、終盤でのD♯のインテンシティの無さとQBグロスマンの相変わらずの不安定ぶりはプレーオフに向けて不安が残る結果になってしまいました。シーズン中盤までプチ・サプライズだったのはバイキングス。ランD♯だけは最後まで圧倒的な力を誇示していましたが、オフェンスが脆くも崩れ去り、チームもそれと同時に落ちていってしまいました。バイキングスと入れ替わるようにシーズン終盤にかけてプチ・サプライズとなったのはパッカーズ。QBファーブが鉄人振りを発揮するのと共にチームもしぶとく勝利を拾っていきました。気づけば最終週、それもタイブレーカー方式によってプレーオフは惜しくも逃す形になってしまいましたが、周囲の期待はいい意味で裏切ったといえるでしょう。またファーブにとって最後のシーズンとなったのかも注目ですね。最下位のライオンズはいいところが全くといっていいほどありませんでした。

シカゴ・ベアーズ 13勝3敗 A-
MVP-P/KR デビン・ヘスター
 ルーキーのヘスターの活躍はMVPものでしたね。本来のポジションはCBですが、リターナーとしては文句なしでNFL1の活躍を見せました。他にもD♯陣の統率さと選手一人ひとりの集中力はリーグNo.1だったと言ってもいいでしょう。
Disappointment-QB レックス・グロスマン
 今季の13勝のうちグロスマンがチームを勝利へ導いた試合はおそらく半分以下でしょう。言い換えればオフェンス抜きでも勝利を手にする力がベアーズにはあったとも言えるのですが、プレーオフではそうはいかないでしょう。最後の最後まで解消されなかったQBのポジションは不満&不安が残ります。
Biggest Game-W10@ニューヨーク・ジャイアンツ W38-20
 前週に今季初の黒星を喫したばかりでもあり、当時カンファレンス首位を争っていたNYGとの直接対決では負けられない試合だったのでは。さらにアウェー3連戦の初戦でもあり、モメンタムを失いかねない状況でもあったのでこの試合での完勝は非常に大きかったものと思えますね。実質的にはこの試合でベアーズのNFCのホーム・フィールド・アドバンテージは決定したと言っても過言ではないかもしれません。

グリーンベイ・パッカーズ 8勝8敗 C+
MVP- WR ドナルド・ドライバー & DE アーロン・キャンプマン
 パッカーズのMVPには相当悩まされました。というのもシーズン中もあまり情報を集めていなかったもので…。RBグリーンが途中離脱してからもプレーオフ争いに浮上し、最後まで争ったという点を考えればオフェンス陣は頑張ったと言えるかもしれませんね。ただDEキャンプマンの成長は見逃せませんでした(サック数はリーグ2位)。WRドライバーもさすがの活躍。しかしやはりこのチームはなんといってもQBファーブのチームですからMVPはファーブなのでしょうか…?
Disappointment-ランボー・フィールドで負け越し。
 僕が知っていた頃のパッカーズではありえないことですね。それも今年はランボー・フィールドで2度の完封負け。ホームで勝ち越すことができていればプレーオフも行けました。とはいえ、周囲の期待度を考えると今季は本当によくやったと言えるかもしれないので、そこまで大きな不満はないかもしれませんね。(もっともファンはそうはいかないものなのですが…)
Biggest Game-W14@サンフランシスコ・49ers W30-19
 3連敗を喫しチームも4勝8敗と大きく負け越し、もうプレーオフは不可能かと思われた中でのアウェーでの一戦。それも相手は当時プレーオフ争いをしていた49ers。ファーブが今季最高ともいえる活躍をし、チームを勝利へと導いた試合でした。結局パッカーズはここから4連勝でシーズンを終え、プレーオフまであと一歩のところまでいきました。

ミネソタ・バイキングス 6勝10敗 C-
MVP- ラン・ディフェンス。
 ランD♯に関しては文句なしでしょう。今年はシーズン最小記録も更新したのでは?1試合平均で62yds弱は圧巻です。他にはシーズン終盤は影を潜めてしまいましたが、RBチェスター・テイラーも活躍を見せていましたね。
Disappointment-QB陣。
 超強力なランD♯とRBテイラーという武器を持ちながらも勝てなかったのはQBのせいでしょう。出てくるQBが次々と全くインパクトのないパフォーマンスを残してしまいましたね。カルペッパーが抜けた穴を全くカバーできなかったのが今季のバイキングスの敗因かもしれません。
Biggest Game-W8対ニューイングランド・ペイトリオッツ L7-31
 4勝2敗と好調な滑り出しを見せていたバイキングスにとってW8のペイトリオッツ戦で負った後遺症はその後ずっと引きずるものとなったのでは。特にこの試合ではバイキングスのウィーク・ポイントでもあったパスD♯をこれでもかというくらいに露呈されてしまいました。結局この試合を機に4連敗。シーズン最後の10試合でたったの2勝しか上げることができずに終わりました。

デトロイト・ライオンズ 3勝13敗 D-
MVP-WR ロイ・ウィリアムズ
 ライオンズのMVP?強いて挙げるならばWRのロイ・ウィリアムズでしょうか…。もっともOLがもっとしっかりしていれば(というか普通レベルであってくれれば)QBジョン・キットナだったかもしれません。キットナはそんなに悪いQBではないと思うのですが…。
Disappointmentだらけ。
 さらに最終週勝利したことによって来季のドラフト1位指名権も取れず…。まあプロである以上どんな状況であれ試合は勝たなければならないのでこれを責めることはできないのですが。
Biggest Game-W10対サンフランシスコ・49ers L13-19
 前週にATLを一蹴し、3試合で2勝を上げていた頃の試合です。ここで勝つことができればもっといい成績で終えることができたかもしれません…??(そんなことないとも思うのですが…) やはりW17@ダラスで勝利してしまったことでしょうか…。
さてさてレギュラーシーズンも終了し、ここで簡単に(?)各地区の今シーズンをチームMVP、不満だった点、今季最もチームにとって大きかった試合、の3点を勝手に載せて振り返ってみます。少し早い気もしますが…。

NFC East
 今季が始まる前、NFC東地区で優勝するのはイーグルスだと思っていた僕でしたが、こんな形ではありませんでした。とはいえ、シーズン終盤のイーグルスは見事にNFCで最も実力と勢いをつけたチームへと変貌しました。フロントとしては嬉しい誤算だったのでは。カウボーイズは後半の失速でスーパーボウルからは少しかけ離れた感があります。ジャイアンツはプレーオフにはふさわしくないチームと言ってもいいほどですし…。レッドスキンズは昨季が良過ぎたと言ってもいいかもしれません。
全体的に見てみると、この地区は問題児の地区だった感が否めません。チームの浮き沈みが激しかったのは選手達の言動や精神状態が大きく左右したように感じられました。チームの潜在力はあると思うのですが…。

フィラデルフィア・イーグルス 10勝6敗 B+
MVP-QB ジェフ・ガルシア
 ガルシアのMVPは間違いないでしょう。バックアップがガルシアでなかったとしたらマクナブの怪我と共にイーグルスのシーズンも終焉だったはずです。チームのフロントがガルシアと契約したというのもMVP級かもしれませんね。あとQBがガルシアになってからのD♯陣が立て直しに成功したという点も見逃してはいけないでしょう。
Disappointment-W8までの4敗。
 実際には本来の強さでもって戦っていたのはW7くらいまでだったと勝手に感じています。それがマクナブのパスにかたよったオフェンスを続け、時間を操れずにW8までに4敗も喫してしまったように思います。本来なら全勝であってもおかしくなかったはずです。その他ではD♯陣が崩壊していた期間が長かったようにも思えますね(シーズン中盤)。
Biggest Game-W12@インディアナポリス・コルツ L21-45
 かなり意外と言われてしまいそうですが、僕の意見としては実はこのコルツに大敗した試合なんです。マクナブが離脱してからの最初の試合です。この試合は実際に観ることができて、その時の感想がイーグルスのオフェンスは結構やれているんじゃないか、というものでした。この試合のイーグル・オフェンスはFGミスやらターンオーバーやらとミスばかりが目立ってしまいましたが(それ以上にマクナブ不在のイーグルスは弱いという先入観の方が目立ったかも…)、得点に結びついたドライブでは最高ともいえるものだったように感じたからです。結局この試合が試運転となり、結果はガルシアでもオーケーというものだったのでは。最終的な結果がこの成績ですね。

p.s.終焉とかパタパタとか言ってごめんなさい…

ダラス・カウボーイズ 9勝7敗 B+
MVP-QB トニー・ロモ
 カウボーイズのMVPもロモで間違いないのでは。ブレッドソーで続けていたならプレーオフはなかったでしょう。シーズン終盤のイーグルス同様、QBの活躍にチーム全体が活性化したという点では似ているかもしれませんね。今年一番のシンデレラ・ボーイはロモでしょう。
Disappointment-コーチ陣。
 前にも何回か書いたとは思うのですが、パーセルズHCの独特の試合勘からか、試合序盤に2ポイント・コンバージョンに挑戦(失敗)したり、(これまた序盤に)FGを狙わずに4thダウンのギャンブル(失敗)をしたりと勘が鈍ったようにも感じられました。他にはWRテレル・オーウェンズ。ドロップ数14はリーグトップ。さらにそれでいてチームのオフェンスのシステムに文句を言うというのは時期的にも問題です。最終週にホームでDETに競り負けたというのが、現在のチーム状態を表しているのかもしれません。D♯陣の崩壊振りも問題です。
Biggest Game-W8@キャロライナ・パンサーズ W35-14
 ロモのプロ初先発の試合です。当時まだNFCのエリートと思われていたCARと敵地での一戦。この試合ロモは第4Qに見事にチームを逆転へと導いたのです。DALはその後6試合で5勝とNFLで最も熱いチームへと生まれ変わっていきましたね。まあその後もたついたDALにとって大きかったのはW15@ATLでの勝利だったかもしれませんが。でもシーズン終盤の連敗を引きずる可能性も十分あるので、もしかしたらW16対PHIかもしれません…。(ってどれだ?!)

ニューヨーク・ジャイアンツ 8勝8敗 B-
MVP-RB ティキィ・バーバー
 文句なしでしょう。今季ジャイアンツで安定して活躍をしたのはバーバー以外にいなかったのでは。特に最終週の孤軍奮闘の活躍がなければプレーオフもなかったでしょう。
Disappointment-選手全員。
 これは賛否両論でしょうか。トム・コフリンHCがよく叩かれていますが、僕はNYGにいるほとんどの選手達の方が問題だったように思えます。といっても、コーチ批判やチームメート批判などもありましたが、それらが問題だったと言いたいのではなく…。むしろ問題は選手全員がそれほど試合というものに集中していない時期が多かったように感じる点です。チームが連敗している時などに誰も勝利への執念というものを見せてくれていなかったのでは。2TD差以上での敗戦が多かったというのはそれを象徴しているかのようです。まあそんな選手達をまとめれなかったコフリンHCにも不満がありますが。
Biggest Game-W10対シカゴ・ベアーズ L20-38
 いわずと知れた(??)ベアーズ・ショックです(これについては後日書きますね)。NYGはその代表的な被害者といってもいいかもしれません。この試合はNFCのチャンピオンシップの前哨戦とまで言われるほどのものでした。しかし、その試合でオフェンスでもディフェンスでも集中力でも、全ての面で完敗してしまったNYGはこの試合を境に崩壊していきました。この試合を含めてその後7試合で6敗とNYGはプレーオフも危うい状況に追い込まれたわけです。潜在能力だけならNFLでもトップを争うチームですが、この試合以降は誰一人としてその能力を開花させていないのでは。

ワシントン・レッドスキンズ 5勝11敗 D+
MVP-RB ラデル・ベッツ
 NFLにまた新しいスターRBが生まれつつあるかもしれません。クリントン・ポーティスの控えとしてシーズン中盤までは全くと言っていいほど目立っていませんでしたが、先発に回ったシーズン最後の6試合は化け物と言ってもいいほどの活躍を見せました。5試合連続センチュリーマークを突破した選手は今季何人いるのでしょうか。
Disappointment-WR アントワン・ランドル・エル & サンターナ・モス
 昨季のプレーオフチーム、それも1回戦を突破したチームがこの成績で翌シーズンを終えるということはそれだけで大きくdisappointedなのでしょうが…。選手を挙げるならこの2人でしょう。モスは怪我で2試合を欠場したものの、期待度(と潜在能力)が非常に高かっただけに不満が残るシーズンとなってしまいました。ランドル・エルに関してもほぼ同じことが言えます。
Biggest Game-W6対テネシー・タイタンズ L22-25
 勝率を5割に戻すチャンスがあった試合でした。また絶対に戻さなくてはならない時期でもあったのですが、弱小だったタイタンズに今季初勝利をホーム・ワシントンで献上してしまった試合です。特に翌週に@INDという厳しい試合も控えていただけに、ここで5割に戻しておくか借金を2つにしてINDに向かうかでは大きな差があったのでは。


                                                R.I.P. Darrent Williams
NFLもついにレギュラーシーズンが終わりを迎えました。例年のように最終節までもつれたプレーオフの出場権は、最後の最後まで波乱があったようですね。それについてはまた後ほど書いていきますが、何はともあれ両カンファレンス合計12チームが出揃いましたね。
出場チームとシードは以下の通りです。

AFC
1.サンディエゴ・チャージャーズ
2.ボルティモア・レイブンズ
3.インディアナポリス・コルツ
4.ニューイングランド・ペイトリオッツ
5.ニューヨーク・ジェッツ
6.カンザスシティ・チーフス

第1、第2シード争い
今週は各ディビジョンのチャンピオンに波乱がなく、先週までの順位がそのままプレーオフのシードになりました。最終的に注目の第1シードはシーズン中盤から圧倒的なオフェンスで勢いをつけ、10連勝中のチャージャーズがものにしましたね。
第2シードにはそのチャージャーズをシーズン序盤、ホームで破っているレイブンズが入りました。持ち味であるディフェンスはリーグでも1、2を争うほどの迫力があります。
第3、第4シード争い
第3シードにはシーズン終盤に思わぬ失速に直面したコルツ、第4シードにはシーズン終盤にさすがの強さを発揮してきたペイトリオッツが入りましたね。思えばシーズン中盤、この両チームの直接対決に全米中が注目した時期もありました。が、終わってみれば両者ともに1st ラウンド・バイを逃してしまうという形になりましたね。一つの時代の変わり目の年になるのでしょうか。
ワイルドカード争い
波乱があったのはAFCのワイルドカードでしたね。先週までWC争いで2位に着け、自力でプレーオフの出場権を確保する可能性のあったジェッツはホームでしっかりレイダースに完勝。シーズン前の下馬評の低さを見事に跳ね返し、立派な成績でのプレーオフ進出です。
チーフスは先週まで8勝チームが5チームも並んだWC争いで最下位に着けており、自力でのプレーオフ進出の可能性はありませんでした。他の4チームの様々な援助が必要でしたね。チーフスとしてはまずWC争いをしているジャガーズとの直接対決を勝たなければいけませんでした。結果は最後の最後まで粘られましたがなんとかジャガーズを振り切り勝利。さらに8勝で並んでいたベンガルズが延長の末、昨季の覇者スティーラーズに根負け、6連勝と波に乗っていたタイタンズもペイトリオッツに地力の差を見せつけられ敗戦。この時点で既にチーフスは数々の援助に恵まれていたといえるでしょう。
チーフスの命運を握るのは現地(イースタン)時間4時開始の49ers@ブロンコスの結果でした。ブロンコス圧倒的有利とされていた一戦です。ブロンコスは序盤からリードを奪いますが、後半に入るとナイナーズが反撃に入り逆転に成功。結局ブロンコスは試合終了間際になんとか追いつき、AFCのワイルドカード争いは今年最後の延長戦までもつれることになりました。延長に入ると両チーム決め手を欠き、残り時間だけが減っていきます。ブロンコスとしては引き分けでもプレーオフ進出、それが現実味を帯びてきたときに試合が動きました。残り4分半で攻撃権を手にしたナイナーズが最初のプレーでリバースというスペシャルプレーを選択。それが20ydsのビッグゲイン。その後の3rd & longでもファーストダウンを更新。AFCのWC最後の座は残り2分でナイナーズのキッカー・ネッドニーの足にかかることになりました。ネッドニーの36ydsのFGはポストをかすめるようにポールの間をすり抜け、試合が終了しました。
こうして様々な援助(というか奇跡!)に助けられ、一度は絶望的かとも思われたチーフスがAFC最後のプレーオフの座を手にしました。

ホーム・フィールド・アドバンテージ:チャージャーズ
ファースト・ラウンド・バイ:チャージャーズ、レイブンズ
ワイルドカード・ウィークエンドのマッチアップ
カンザスシティ・チーフス@インディアナポリス・コルツ
ニューヨーク・ジェッツ@ニューイングランド・ペイトリオッツ



NFC
1.シカゴ・ベアーズ
2.ニューオーリンズ・セインツ
3.フィラデルフィア・イーグルス
4.シアトル・シーホークス
5.ダラス・カウボーイズ
6.ニューヨーク・ジャイアンツ

第1、第2シード争い
NFCの第1、2シードは先週までに全てが決定していました。第1シードには早々と第1シードを決めていたベアーズが。第2シードには今年No.1のシンデレラ・チームともいえるセインツが入りました。
第3、第4シード争い
第3シードにはシーズン終盤にQBガルシアがまさかまさかの復活劇を演じ、5連勝と波に乗ってプレーオフに乗り込んだイーグルスが。昨季のNFCチャンピオンのシーホークスは様々な問題に直面しながらもなんとか第4シードに入ることができました。
ワイルドカード争い
カウボーイズは先週までにプレーオフを決めており、今週地区優勝の可能性がイーグルスの勝利でなくなり、ワイルドカード1位の座に入ることになりました。
先週までで残り1枠となっていたNFCのワイルドカードは5チームがそのたった一つの座を争うことになっていました。優位だったのはジャイアンツとパッカーズ。共にどちらかが勝ち、どちらかが負けた場合はプレーオフ進出が決定、両者が勝利した場合はStrength of victoryというここでは到底説明できないほどのタイブレーカー方式が適用されるという羽目になるものでした…。
しかし、大方の(?NFLファンの間の?)予想では実はラムズ有利との声も多々ありました。が、結局ラムズは勝利したものの、ジャイアンツ、パッカーズ、パンサーズも勝利したため、ラムズの夢はその時点で消えてしまいました。またパンサーズもカンファレンス内成績のため脱落が決定。そして残ったのはやはりジャイアンツとパッカーズ。パッカーズとしては今季対戦したほとんどの相手の今週の結果が条件(ARIが負け、TENが勝ち、etc. etc...みたいな…条件です)となっていましたが、結局そこまでの奇跡は起こらず…。(QBファーブの最期の試合となってしまうのでしょうか…。ファンではなかったのですが、試合後のインタビューはちょっと感動しちゃいました…。)
こうして最終的にはジャイアンツがNFC最後のプレーオフの出場権を手にしたのです。

ホーム・フィールド・アドバンテージ:ベアーズ
ファースト・ラウンド・バイ:ベアーズ、セインツ
ワイルドカード・ウィークエンドのマッチアップ
ニューヨーク・ジャイアンツ@フィラデルフィア・イーグルス
ダラス・カウボーイズ@シアトル・シーホークス


またプレーオフについては後日アップする予定です。NFLはこれからが本当の勝負です。特に今年は何が起こってもおかしくないはずですから、要チェックですね。
新年明けましておめでとうございます
今年もブログ「Destiny or Dynasty」とFucky(ふっきー)、どうぞ宜しくお願いいたします


昨年はいろんな方々に当ブログを読んでいただいたり、コメントを頂いたりと僕としてもとても貴重な体験をさせていただきました。またブログを通じていろいろな方とも知り合うことができました。面白いもので、メジャースポーツに限らずマイナースポーツに関しても、下手なスポーツ雑誌やスポーツ解説者より詳しいと思われる方がたくさんいてブログを運営していることもわかりました。そんなこともあって毎日いろいろな方のブログに訪問させていただくことになり、勉強にもなりました。あらためてスポーツっていいものだなと再認識しました(笑)
元はといえば、「Destiny or Dynasty」を始めたのもスポーツの良さといいますか、スポーツの素晴らしい面というものを、ちょっとでも読んで下さっている方々に伝えられたらいいな、と思って始めたものです。昨年5月に始め、始めた当初はほんの数件だったアクセス数もいろいろあって最近では自分でも信じられないくらい増えました。本当にありがたく思っています。(いつも記事が長くて最後まで読んで下さっている方がどれほどいるのかはわからないのですが…苦笑。。) これからもがんばって書いていくつもりでいますので、(こんなスポーツ馬鹿ですが…)どうぞよろしくお願いいたします。
と、年末に書くような内容になってしまいましたが、今年もこの微妙な(?)スタイルでやっていくつもりでいます!2007年もいろいろなスポーツに感動しながら楽しんでいきましょう☆

2007.1.2
Fucky
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