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2007.01.22 CLASSIC.
  これほどまでに劇的な幕切れがあると誰が予想したでしょうか。
  コルツとコルツファンにとってこれほど大きな壁だったと誰が思っていたでしょうか。
  これまでのスポーツの歴史の中でここまで大きな壁が存在したでしょうか。

AFCのチャンピオンシップ、近年稀に見るライバル同士の対決は観る者の期待を全く裏切らないほどの好ゲームとなりました。インディアナポリス・コルツが悲願のスーパーボウル行きを、これ以上ないほどの最高の形で決めました。NFL史上に残る熱戦を制したコルツは2月4日、マイアミのドルフィン・スタジアムにてスーパーボウルで戦うことになりましたね。

ニューイングランド・ペイトリオッツ 34 @ 38 インディアナポリス・コルツ

試合は前半、ペイトリオッツが自らのファンブルをエンドゾーンでリカバーTD、コルツQBペイトン・マニングのパスをCBアサンテ・サミュエルがINTリターンTDなどにより、ペイトリオッツが21-3と大きくリードしました。この時点では、コルツはまたしてもこの大舞台で不甲斐無い戦いをするのか?とコルツファンにとってはそういう嫌な予感も頭をよぎったはずです。
しかし、地元コルツのファンは決してそんなコルツを見捨てませんでした。直後のコルツ・テリトリーで始まった次のペイトリオッツ・オフェンスではクラウド・ノイズとD♯の踏ん張りによって後退させ、パントという結果に終わらせてから試合の流れが一変しました。これまで全くいいところのなかったコルツ・オフェンスでしたが、前半終了3分前にボールを手にし、一からオフェンスのリズムを作り始めました。結局前半終了間際のこの攻撃はFGで終わりますが、ここで作ったオフェンスのリズムをコルツはこの試合、二度と見失うことはありませんでした。
15点ビハインドで迎えた後半はまずはコルツ・ボール。前半の終わりに作ったリズムによって、ランとパス共に上手く決まり、ゆっくりながらも確実にエンドゾーンへ近づいていきました。そして後半最初のドライブをTDで終え、これによってホームの観客は完全に生き返りました。第3Qの内に再びTDを上げ、2ポイント・コンバージョン成功により、同点に追いつくことに成功すると、試合は取りつ取られつの展開へ。
しかし、ペイトリオッツもさすがの強さを発揮。敵地RCAドームで勢いに乗るコルツを相手に同点に追いつかれるも冷静さは失いませんでした。エリス・ホブスの80ヤードのキックオフ・リターンを生かし、TDを上げ再びリードをします。ところが、息を吹き返したコルツ・オフェンスに怖いものはなく、あっさり次のドライブで同点に。そしてお互いにFGを追加し合って迎えた試合残り4分。ペイトリオッツ新人キッカーのゴストカウスキーがFGを決め、34-31とペイトリオッツがまたしてもリードを奪いました。
残り3分50秒でボールを手にしたコルツでしたが、ここでペイトリオッツD♯が意地を見せました。3&アウトに追い込み、ペイトリオッツ・ボールになり勝負あったか、と思ったのも束の間、ここでペイトリオッツが初歩的なミスを犯しました。結局ここはペイトリオッツも3&アウトという結果に。
そして残り時間2分強、3点を追うコルツの最後の攻撃が始まります。ここでコルツの大黒柱QBマニングがパスを2本通し、あっという間にペイトリオッツ・テリトリーへ。直後のプレーではペイトリオッツの反則などもあり、ものの十数秒間でペイトリオッツ陣内11ヤード地点まで進む、という驚異的なスピードでコルツは攻め続けました。そして、残り1分、パスD♯を重視したペイトリオッツの裏をかき、RBジョーセフ・アダイのランによってコルツがTD。この試合初めてリードすることに成功したのでした。
対するペイトリオッツQBトム・ブレイディもこれまでにいくつものゲーム・ウィニング・ドライブを完結させてきた男です。しかし、そのブレイディ率いるペイトリオッツ・オフェンスも最後はコルツのチームやドーム全体の執念に力尽き、INTによって試合は終了しました。


フットボールの神様はコルツというチームにこんなエンディングを作って待っていたのです。どうしても越えられなかったペイトリオッツという壁。その壁はこの試合でもその存在の大きさを―18点ビハインドという大きな壁でもって―改めてコルツに知らしめました。最後には自分達の力だけで越えなければならない、ということも。そして、試合時間残り1分、ついにコルツがペイトリオッツという大きな壁を乗り越える時がやってきたのです。その壁を乗り越えなければならなかったのは、他でもないコルツの持ち味でもあるオフェンスだったというのは何かの因縁かもしれませんね。


さて、ここからは個人的な感想を少し…。
まずはコルツとコルツファンの皆さんにおめでとうございます、と言いたいです。特にトニー・ダンジーHCとレジー・ウェインは本当によかったと思っています。今年、特にプレーオフに入ってからのコルツの戦い方には本当に驚かされました。以前のようなド派手なオフェンスはこの試合の後半でしか見られませんでしたが、特筆すべきはやはりそういったオフェンスではなく、ゲーム・コントロールの役割も兼ねたオフェンスのバランスの取り方だったと思います。D♯については…、なんでしょう…、要は気合いの入れ方次第といったところなんですかね(笑)
そして、ペイトリオッツファンの皆さん、お疲れ様でした。
今度改めてペイトリオッツについては個人的な感想を書くつもりですが、ここでは一言だけ。
「やっぱこのチームを好きでよかった!」です☆

それでは今日はこの辺で。
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