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プレーオフ初戦ではシーズン中、ホームで完敗を喫したベンガルズが相手。ところが試合は序盤に大きなアクシデントが起こります。超攻撃的オフェンスの顔でもあるベンガルズのQBカーソン・パーマーが開始後3つ目のプレーで選手生命を脅かすほどのケガ(ひざ)に見舞われたのです。そんな異様な形で始まった試合を制したのは序盤から試合巧者ぶりを見せつけ、プレーオフは15年ぶりだったベンガルズの経験の少なさを浮き彫りにして完勝を収めたのです。初戦で大方の予想を裏切ったスティーラーズの次なる相手はカンファレンス1位で優勝候補ナンバー1でもあるコルツ。スティーラーズファンからしてみればシーズン中の苦い経験もあったかもしれませんが、チームには全くそういった雰囲気はありませんでした。引退を控えているベティスのため、スーパーボウルのため、と今やらなくていつやるといった精神の元、チームはより結束力を高めてコルツ戦に臨んだのです。
試合は序盤から気迫を全面に出すスティーラーズがコルツのパーフェクト・オフェンスを圧倒します。そしてDが抑えた後は得意のラン・オフェンスで時間を有効に使うと共に相手の集中力を徐々に切らせていきました。そうして前半を14-3と序盤から勝負に出たアンダードッグのスティーラーズがリードして終えます。後半に入っても集中力を切らさないスティーラーズに対してコルツは徐々に焦りが出始めます。第3Qを終えて21-3と更にリードを広げたスティーラーズでしたが、第4Q、ついにコルツオフェンスが目を覚まします。コルツは第4Qに2つのTDで3点差まで詰め寄ります。しかし、スティーラーズは点こそ取れなかったものの、コルツに最大の敵を押し付けたのです。それは残り時間との戦いというものでした。実際の試合は残り2分を切った頃、大きく動きます(もはやそれまでの試合はどうでもよかったよ。くらいに)。
残り1分半を切って、リードされているコルツは自陣の10ヤード付近で4thダウン&16ydsと追い込まれてしまいます。そしてそのプレーはサック(QBが相手Dに捕まってしまうこと)で終わります。その瞬間誰もがスティーラーズ勝利を確信しました。スティーラーズは1st&Goal、たったの2ヤード進めばタッチダウン、勝利を決定的なものにできるのです。そしてその「たったの2ヤードを取る選手」に最も適した男がスティーラーズにはいるのです。ジェローム・ベティス。そして数秒後、コルツには奇跡が、スティーラーズには悲劇が起こります。ボールをもらってエンドゾーンに走り始めたベティスに激しくタックル、するとボールが宙に浮いたのです。ファンブルをリカバーしたのはコルツのS(セーフティー)のハーパー。実はそのプレーでは、両チームともランに備えて(あそこはどう考えても120%ランだったので正解。)パワー重視のメンバーを揃えるフォーメーションだったのです。つまり足の速い選手は皆無に近い状況―。そしてボールをひろったハーパーはそのフィールド内では群を抜いて足が速かったのです。そして案の定、スティーラーズの選手達はものの20ヤード弱くらいで全員が振り払われてしまいます。たった一人、QBのロスリスバーガーを残して。それでもロスリスバーガーは決して足の速い選手ではありません。しかし、ハーパーはロスリスバーガーを避けて直線的にエンドゾーンを目指すのではなく、こともあろうかロスリスバーガーの前を横切ってエンドゾーンを目指すことにしたのです。九死に一生を得た(バイクに続きまたもや?!)ラスト・サムライ・ロスリスバーガー(状況的にラストサムライ…)はもはやタックルとはお世辞にもいえないタックル(実際には足がもつれて倒れたところをハーパーが横切ったので、なんとか手を伸ばしたらハーパーの足にかろうじて当たり、バランスを崩して倒れたのであります…。)をなんとか決め、スティーラーズ絶体絶命の危機を自らの腕(といっても投げてじゃないからねぇ…)で救ったのであります
とはいえ、依然残り1分という十分過ぎる時間を残してスティーラーズはNFLナンバー1のオフェンスを誇るコルツを抑えなくてはならなかったのです。そして勝利の可能性が出てきたコルツはホームの観客と共に俄然勢いを増します。最初のプレーで20yds以上のゲインをし、FG圏内へあと一歩(10ydsも進めばFG成功の安全圏内)のところへ来たのです。続くプレーでさらに8yds、これでなんとかFG圏内へ進んだところで、今度はスティーラーズが勝利への意地を見せたのです。続く2プレーでNFLナンバー1QBの呼び声高いペイトン・マニングのパスを防ぎ、スティーラーズは持ち前のDでなんとか逆転の危機は回避したのです。勝負は残り21秒、46ydsのFGにかかることになったのです。ドームスタジアムでの46ydsのFGは決してそこまで難しいものではありません。そしてさらに、コルツのキッカーはマイク・ヴァンダージャット、NFLで歴代最高のFG成功率を誇る男だったのです。しかし、彼には勝負所で弱いという懸念も少なからずありました(実際にはそういう局面で蹴ったことはほとんどなかったのですが。)。そして運命のFG。それは蹴った瞬間誰もが結果がわかるようなキックとなったのです。TVの解説者が言った通り、「ワーイド ライっ!」、右へ大きく逸れたボールは入る見込みすらないものだったのです。こうして世紀に残る一戦(ある意味凡戦)は波乱に次ぐ波乱によって、またしても大方の予想を裏切ってスティーラーズの勝利で幕を閉じたのです。
これで完全に勢いに乗ったスティーラーズの勢いはさらに加速します。2戦連続でメディアの予想を大きく覆したチームは、NFL史上初6位からのスーパーボウル進出かなどの注目をされます。しかし、ここまでの戦いで光ったのはチームの勢いではなく、チームの地力の強さだったのです。4強が残ったNFLのプレーオフではすでにスティーラーズが最も優勝に近いのではという声も上がり始めていました。そして迎えた敵地デンバーでのブロンコスとのカンファレンス・チャンピオンシップ。そこには完全に自信に満ちたスティーラーズがいたのです。序盤から相手を圧倒し、完勝ともいえる内容でスティーラーズは史上2チーム目のプレーオフ3試合アウェーでの勝利でスーパーボウルへの切符を手にしたのです。
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