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今週もいくつかのチームにとって非常に大事なゲームとなりそうです。
特にここ1ヵ月くらいで大きく調子を落としているチームにとってはプレーオフ争いを考える上では今季最も大事な試合となる模様です。今日はそんなチームについて書いていきます。

今シーズンの中盤くらいまで調子がよく、またプレーオフはほぼ間違いないと思われてきたチーム。それがニューヨーク・ジャイアンツアトランタ・ファルコンズの2チームです。この両チームの今のチーム状態はよく似ています。共に連敗中、共に先週の敗戦後にチーム内で大きな問題が表面化して物議を呼んでいる、といった状態です。両チームの問題を下に少し書いてみますね。

ジャイアンツ(6-5)はケガからの復帰が待たれているDEマイケル・ストレイハンがチームメイトのWRプラクシコ・バレスのプレーについて自身が出演したラジオ放送内で批判したこと。ストレイハンによると、バレスが先週のタイタンズとの試合中に、バレスに投げられた球がインターセプトされそうになったプレーでそれを阻止しにいかなかったことが問題なのだと。結局そのプレーは簡単にインターセプトに終わり、試合もそれが大きく響いて大逆転負けを喫したわけです。VTRを見てもバレスが途中であきらめたというのがはっきりと見てとれました。バレスとしてはそのプレーで自分に批判が飛ぶとは思ってもいなかったのか、それについてはノーコメント。ただチームメイトから批判されるのには納得がいっていない模様ではありましたが…。
ただストレイハンとしては、バレスをただ批判したかったのではなく、チームの苦しい現状を考えた上でのコメントだったというのは紛れもなさそうです。おそらくチームの誰か一人でも全力プレーを怠ったらこの状況を打開することができない、と言いたかったのでしょう。(彼はもっといい選手のはずだ、とも言っていましたしね。) 35歳のベテランならではの粋な計らい(?)だったのでは。

ファルコンズ(5-6)の場合はこれといって内部紛争というものは起こってはいないものの、チーム内でフラストレーションがかなり溜まっているのは確かのようです。先週の試合後、QBヴィックはファンか誰かに向かってフィンガーを立てていましたし…。おそらくヴィックはレシーバー陣の相次ぐキャッチミスに不満が溜まっていたのでしょう。レシーバー陣はレシーバー陣でお互いのドロップやヴィックのパスの不正確さに不満があるのでしょう。

こんな感じでジャイアンツもファルコンズもチーム状態は最悪とも言える状況に陥っています。しかし、幸い両チームともまだプレーオフのチャンスは十分に残っています。ここまで溜まりに溜まってきたフラストレーションをこういった形で発散できたのなら、それはそれでよかったのかもしれません。落ちるところまで落ちた両チーム。今週はそこから這い上がるためにはもってこいの試合となるでしょう
ジャイアンツはホームでダラス・カウボーイズ、ファルコンズはアウェーでワシントン・レッドスキンズとの対戦です。お互い「勝利」が絶対条件、チーム全体にとっていい薬となるのでは。もし負けるようなら今シーズンが終わりを迎えるといってもいいかもしれません。お互いチームの本当の実力(特に精神力)が試される試合のはずです。今週はこの2チームに特に注目したいです。
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