上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Divisional Weekend

インディアナポリス・コルツ 15 @ 6 ボルティモア・レイブンズ

実はプレーオフ開幕前の僕の個人的な予想としては僅かではありましたが、レイブンズがスーパーボウルの大本命か?!と思っていました。が、ワイルドカード・ウィークエンドを観てからは全く違った予想になりました。それはワイルドカード・ウィークエンドで勝利したAFCの2チームの出来がなんとも不気味であったからであります。ペイトリオッツはプレーオフに入ると「さすが」の勝負強さがあり、そしてある意味ではそのペイトリオッツよりさらに不気味な存在だったのがコルツでした
コルツはWCではチーフスに前半はまさかの苦戦。といっても試合前の予想では苦戦必至との見方もあったので、予想通りの苦戦とも言えました。しかし、苦戦は苦戦でも内容がよくありませんでした。得意のオフェンスが全くといっていいほど機能していなかったからです。それもチーフスという平均より少し上くらいのD♯相手にです。しかし、終わってみれば快勝。しかも特にオフェンスには迫力は感じずにプレーオフで勝利したのです。今までのコルツからすればありえないことでしたね。

そして迎えた今日のディビジョナル・ウィークエンドのボルティモア・レイブンズ戦。またしてもコルツが「らしくない」形で勝利を収めました。個人的にはコルツ・オフェンスが2試合続けて波に乗れないなんてことがないと思い(単純過ぎる予想ですが…)、この試合ではインパクトのあるオフェンスを披露するのでは?と考えていたのですが。なんとこの試合でもその予想を覆し、ディフェンスの力で勝利をもぎ取りましたね。
そのコルツD♯ですが、先日も書きましたが僕は前から実はそんなに悪くはないと思っていたのですが、ここまでやれるとも思っていませんでした。というのも、コルツD♯の最大の強みは他でもないコルツのオフェンスであり、オフェンスが得点を重ねるため、相手オフェンスもそれに追いつこうと無理にTDを狙いに来るケースが多かったのです。つまり相手はコルツD♯を多少なめていたというのもあったと思うのです。そうなることによって相手オフェンスは本来のバランスを失い、そこにコルツD♯はうまくつけこむ、というのがコルツD♯の持ち味だと思っていました。(コルツD♯は結構ビッグプレーも飛び出しますし。)
ところがプレーオフに入ると、状況は一転。本来コルツというチームを引っ張るはずのオフェンスは影を潜め(レイブンズ戦に限って言えば相手D♯がよかったのですが)、替わってディフェンスがチームを引っ張っています。驚くべきは、なんだかんだで最後はオフェンスが試合を決めるのだろう、と思っていたら試合を決めるのもD♯だったという点です。数年前からAFCはD♯なくして優勝はありえない、と言われていましたが、コルツは見事にアジャストしてきたと言えるのではないでしょうかね

では、コルツの要であるオフェンスは何もできていないのか?というと実はそれも事実ではありません。今日の中継を観ていて(聞いていて)珍しく解説者と意見が合ったことがあったのですが(副音声がなかった…)、その話をここで少し。それはこれまでのコルツ・オフェンスからの変化です。ここ数年のコルツ・オフェンスはQBマニングやWR陣の能力の高さを活かしパス重視の攻撃が目立っていました。そのオフェンスは今年も中盤までは変わらず、そしてチームも当たり前のように勝ち続けていました。しかし、対戦相手に研究され、チームが勝てなくなってきた頃―昨年の12月に入る頃―から変化が見られ始めました。それはオフェンス全体のバランスの変化でした。あのコルツがランを多く使い始めたのです。実は私、その変化についてひどく批判したことがあります(12/4参照読んでいただいた方が分かりやすいかもしれません)。しかし、今のコルツを観ていると、あの頃の変化が今になって活きてきているような気がしてなりません…。
プレーオフにもなると、一面的なチームというのは勝てません。例えコルツのような圧倒的なオフェンスを持っていたとしても、チャンピオンにはなれません。ここ数年のコルツはそれを身をもって証明したようなものですし…。となると、いかにコルツと言えどもオフェンスにもバランスが必要だ(正確に言うとバランスではなく、ランで時間を支配する術が必要だ)と感じたのでしょう。それをコルツのトニー・ダンジーは11月の終盤から、というとてもリスキーな時期に試み始めたのでは。結果的にはチームは敗戦が増えたものの、プレーオフへは危なげなく進み、そしてオフェンスにもバランスというものを定着させることに成功したのではないでしょうか(今日もラン35、パス30、ボール保有率も31分半でした)。AFCのチャンピオンシップ進出が決定した今だから、「成功した」と言えるかもしれませんが、ほんの数週間前までは誰もコルツがこういった内容でチャンピオンシップまで進むとは思っていなかったはずです。下手をしていれば、コルツはほんの1ヵ月前から試みた新しいオフェンスのリズムを掴むことなく1、2回戦で敗北していたかもしれません。なんとも末恐ろしいヘッドコーチです。

さて、いつものようにまた長くなってしまいましたが、コルツのチーム全体の変化について語ってみました。プレーオフに入ってからのコルツだけを観ていれば、今年の中盤までのコルツとは全然違うチームになっていることがよくわかるかもしれません。コルツは今年もダメだろう…とタカをくくっていたのですが、今の「勝つための試合運び」を本当に自分のモノにしたのなら、このチームは無敵かもしれません。来週はサンディエゴに乗り込むのか、はたまた宿敵ペイトリオッツとまたしても覇権を争うことになるのか。今後も含めて、コルツの「適応力」にも注目したいです。

p.s.あ。レイブンズについては全く触れていない。オフェンスにはがっかりかな…。やはりレイブンズは試合の行方をオフェンスに委ねるような展開だとダメでしたね。
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://the5thseason.blog65.fc2.com/tb.php/255-afc05db5
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。