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2006.07.10 Viva L'Italia !!
イタリアがPK戦の末、フランスを下し4度目のW杯優勝を決めました!ビバ・イタリア!!
試合は1-1、延長でも決着つかず今大会4試合目のPK戦となりました。イタリアはこれまでW杯でPK戦で勝ったことがなかったのですが、5人全員が冷静に決め初勝利。今大会でのイタリアは様々な困難に遭遇しましたが登録されている23人全員がその困難に立ち向かい、そして様々な形でそれを乗り越えてきたのではないでしょうか。控えのGK2人を除いた全ての選手が試合に出場。相手に許した失点は今大会を通じて決勝戦のジダンによるPKの1点のみ。そして総得点の12点は合計10人の選手で叩き出しました。これらが「チーム一丸」というものを象徴しているかのようです。リッピ監督の采配(選手起用)も見事でした。
決勝戦を振り返ってみると、イタリアの出来は前半こそよかったもののその後は全くいいところがなかったです。悪いときのイタリアが全面的に出ていました。なんというかただ試合をこなすといったような…。点を取られなければよい、ムリして点を取りにいかなくてもよいみたいな感じでしょうか。日韓大会ではずっとそんな戦いぶりでクロアチアに逆転負け、メキシコに勝ちにいかずに引き分け、韓国に逆転負けでしたから。決勝戦はその時と似たような試合運びでした。準決勝までは決してそんな戦い方をしていなかった(どんな試合の流れであれちゃんと勝利のチャンスをうかがっていた)だけに少し残念でした。結局ハーフタイム以降はチャンスらしいチャンスもなく、試合はPK戦へともつれましたね。しかし、(結果論ではありますが)いざPK戦となると、イタリアはPK戦には絶対の自信を持っていたかのような選手達の落ち着きぶり(重複しますが過去のW杯では一度も勝ったことがなく、PK戦にはいい印象は持っていないはずなのに?!)。今大会のイタリアには全ての壁、因縁などを打ち破る強い精神力、覚悟があったように思われます。現在イタリア国内外で騒がれている八百長問題に関しても同じことが言えるのでは。
今大会イタリアで輝いていたのはピルロ、カンナバーロ、ブフォン、ガットゥーゾら。特にDFカンナバーロはほぼ完璧に相手を封じ込めたように感じました。もし彼が大会MVPに選ばれなかったら驚きといってもいいくらいです。しかしやはり今大会のイタリアには「個」の輝きよりも「チーム」全員の輝きの方が目映かったように思えます。
優勝のウィニング・ラン後の優勝カップ受け渡し後、机にキャプテンでもあるカンナバーロが乗りワールドカップを両手で高く突き上げたシーンには少し感動させられました。そしてその後はみんなでワールドカップに間接キスの応酬(笑)!世界でただ1チーム、4年に1度しかできないことをやったイタリア。強い者が勝つのではなく、勝った者が強いと最近はよく耳にしますが、今大会のイタリアは「強くて勝った者」であったと思います。


さて準優勝に終わったフランスですが、まあフランスファン、サッカーファンからしてみればフランス、いやジダンのあの最期の行為にはさぞがっかりさせられたことでしょう。僕もかなりがっかりしました。そしてがっくり。延長後半での相手DFマテラッツィに対する頭突きで一発退場。それもただの退場ではありませんからね、彼の場合は。現役最期というだけでなく、W杯決勝戦の場で、全フランス国民が勝利を(ジダンの勇姿を最期まで観たいと)願っている試合での頭突きですから。う~ん、いささかこの気持ちを表現する言葉が浮かんできません。失望もいまいちしっくりこないし、幻滅でもないし(ジダンはよくああいったことやらかすからねぇ)、…なんとも言えませんな。ただジダンはあまりにも幼稚で馬鹿げていて愚かな行為をしたという事だけでしょう。
ジダンを含めフランス代表の選手達は今大会を特別な思いで戦ってきました。ジダンは現役最期をW杯優勝で飾ろうと。ジダン以外の選手たちは、フランス国民のため、自分自身のため、そして何よりもジダンのために頑張ってきました。そしてサポーター、フランス国民もジダンの最期を応援してきました。それは誰の目にも明らかでした。もちろんジダンがそれに気づかないわけもなく、誰よりもそれを感じていたはずです。それなのに全ての期待を裏切るようなあの行為―。
皮肉にもフランスはこの決勝戦で勝利に値する戦いぶりを見せていました。引いて守る戦術ではなく攻撃的にいき、「ワールドカップとは攻めて勝ち取るもの」なのだという気持ちが全面に出ていたように感じました。現にゲームは決定的チャンスこそ多くは作れないものの終始フランスペースでした。しかしジダンの退場後、もしスポーツに、場の「空気」(TV観戦している者たちも含め)というものが勝負の行方に左右するのであれば、その「空気」こそがフランス勝利というものを完全に無くしてしまったかのように思えます(雰囲気と言ってもいいのかも)。10人になったフランス代表はそれでも攻め続け頑張りました。おそらくあの10人には足りないものはなかったはずです。しかし無くなった場の「空気」を取り戻すことはやはり不可能で(時間的にも物理的にも)、五分の可能性で勝利が訪れるはずのPK戦でもフランスに勝利がもたらされることがなかったのではないでしょうか。ジダンの退場劇こそフランスの勝利に「値」しない唯一の要因だったように思えます。

まあジダンはこのまま汚名を返上することもないまま引退なんでしょうか。これまでの実績を考えてその汚名がすぐに忘れ去られることを祈っています。フランス大会でもあやうくA級戦犯になりかねたジダンでしたが、8年後同じ舞台で今度はれっきとしたA級戦犯として姿を消すことになってしまいましたね。まあ彼なしでは決勝までは来れなかったでしょうが。しかしこういう形で引退するのは残念でなりません。いっそPK戦で外して「悲劇のヒーロー」として終わった方がよかったかもしれませんね。はあ、残念。。
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