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2006.07.17 AL East Rivalry
今日はメジャーで!
アメリカンリーグ(以降AL)の東地区、そうです、因縁のヤンキース対レッドソックスの地区です。今年もまたデッドヒートを繰り広げております。
まあ最近は4年前に松井がヤンキースに移籍したってのも手伝って、日本でもこの因縁がかなり取り沙汰されるようになったよね。でも実際アメリカでもこんなに騒がれるようになったのは、う~ん、ここ4、5年くらいなんじゃないかな。この東地区では98年から昨年05年まで8年連続1位がヤンキース、2位がレッドソックスっていう結果が続いているけど、真のデッドヒートと呼べるようになったのは03年のALCS(アメリカンリーグの決勝戦)からでしょう。

今でも忘れない、03年ヤンキースタジアムでの第7戦。あれは松井がルーキーイヤーだった年。8回表1アウト2点ビハインドの場面にヤンキースのマウンドにリリーフとして上がったのはスターターのデービッド・ウェルズ(現レッドソックス)、第5戦で投げて王手をかけた試合での勝ち投手になった選手だった。トーリ監督はスタジアムの雰囲気、チームの士気など全てを上げるために、そして全てをかけて逆転して勝つんだという意気込みをかけてウェルズをマウンドに送り出したはずだった。しかしそのバッターボックスにはデービッド・オルティーズ、今でこそメジャーを代表するスラッガーだけど当時は名を売り出し中の選手(もう有名になってたけどね)。そこでオルティーズは56,000人のヤンキースファンの目の前で、ヤンキースの夢を打ち砕くソロ・ホームランを放ったのです!5-2、心理的にもその差は決定的なものだと僕はその時思ったのを覚えている(直前にヤンキースが1点を取った直後だったし)。あと6つのアウトを取ればいい、これでルースの呪いから解き放たれる!準備は整った!…はずだった。
しかし悪夢の8回裏がやってきたのである。レッドソックス(ファン)からすれば、ポストシーズンの悪夢というのは今までも嫌というほど観てきたはずなのに、またしても…。8回裏レッドソックスのマウンドにはエースのペドロ・マルティネス、すでに100に近い投球数だった。1アウトを取った後ジーター、Bウィリアムスに連打され、5-3。そしてバッターボックスには松井。流れを断ち切りたい(体力も限界に近かった)マルティネス対流れを保ちたいルーキーの松井。ここで彼のこれまでのキャリアで一番大きなヒットが生まれる。ライト線への2塁打、打点はつかなかったもののランナーが2、3塁へと増えた。ここがこの試合の選手交代などを含めての一番大きな分かれ目だったと思う(松井だからというひいき目ではなく)。1アウト2、3塁、マウンドには明らかな疲れが見えるペドロ。しかしレッドソックス・リトル監督はピッチャーを代えなかった。そしてペドロが次の打者ポサダに投じたこの試合(結果としては最後となった)123球目、打球はフラフラと上がり―浅いセンターへと落ちた。その打球の行方をいち早く察したのが2塁ランナーの松井。躊躇することなくスタートし、一気に同点のホームへと駆け抜けた。そこで松井は今まで見たことのないガッツポーズで飛び上がった。あのシーンは印象的だった。その後レッドソックスは継投でなんとか逆転は阻止した。
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そして試合は延長へ。ヤンキースは9回から抑えのMr. Automaticことマリアーノ・リベラを投入し続投させていた。対するレッドソックスは絶対的な抑えが不在だったが、スターターでこのシリーズ2勝を上げているナックルボーラー・ティム・ウェイクフィールド。しかしあと5つのアウトを取れば念願のワールドシリーズだったはずのチームと、絶望的な状況から追いついたチームの勢いの差はあまりにも大きかった。11回表を無失点で終わったリベラはすでに3イニングを投げていた。どこまで続投させるのかが少し脳裏をよぎった。そして迎えた11回裏のヤンキースの攻撃、先頭バッターは途中出場のアーロン・ブーン、マリナーズで活躍していたブレット・ブーンの弟。先発選手でない上に打撃の不調も続き延長までもつれた試合でヤンキース打線の穴となる選手だった。しかしここで誰もが予想していないヒーローが誕生した。ウェイクフィールドが投げた初球をフルスイングしたブーンの打球はレフトスタンドへと消えていったのである。2003年のALCSは第7戦、延長11回の裏ついに決着がついた。あまりに劇的な幕切れだった。そしてレッドソックスファンにはあまりに絶望的でハートブレイキングな結果となってしまった。
第7戦の試合後、ヤンキースのトーリ監督は12回までいったらリベラを交代せざるを得なかったと話した。そしてレッドソックスのリトル監督は8回のペドロの続投について、「ペドロはうちのエースだ。あそこで彼を下げる選択肢は考えられなかった。」と話した。あの場面、打席に左打者の松井が入ったときに左腕の好投手のエンブリー(現ヤンキース)に交代させなかったことを厳しく非難され、リトル監督はその年で契約を打ち切られた。

昨年までの4年間で両チームはポストシーズンを含め91度対戦をしているけど、結果はレッドソックスの46勝45敗。今年も現在まで10度顔を合わせているが5勝5敗。全くの五分。そんなこれ以上ないくらいのライバル同士の戦いが今年も熱くなっているわけであります。03年に味わった悔しさは人生史上最大と言っても過言ではなかったのですが、翌年、これまた人生史上最大の喜びを味わうことができたのであります。それはまた後日お送りいたしまっす!ではでは今日はこんなところで!チャオ!
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