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Divisional Weekend

ニューイングランド・ペイトリオッツ 24 @ 21 サンディエゴ・チャージャーズ

試合からはしばらく経ってしまいましたが、少し自分なりに分析してみたいと思います。いくつかポイントを先に挙げてからそれについて書いていくつもりです。

・ターンオーバー
まずこの試合のキーポイントとしてはターンオーバーだったと思います。SDが4つ、NEが3つ、とプレーオフの深いところまで来たチームの戦いとしては少し多かったような気もします。キーだったのはターンオーバーから来る失点。NEは3つのINTを喫しましたが、それによる失点はゼロ。それに対しSDはパント時のファンブルなど、NEオフェンスを続行させる形になったターンオーバーが多かったです。特に第4QのNEの4thダウン時でのINT直後のファンブルは試合の流れを大きく変えるものとなってしまいましたね。

・試合展開
これは僕の偏った観方だったとは思うのですが、どうもこの試合は最初からSDがやりたかった試合展開ができなかったと思いました。まあ前半に2つのTDを上げたところまではうまいこと行っていたとも思いますが…。SDのやりたかった試合展開、それは決して試合終盤までもつれるような肉弾戦といいますかどちらの意地が最後まで持つか、といった試合ではなかったはずです。ゲームプランが最初からそうだった可能性はほとんどないでしょうが(接戦になると考えていたのでは?)、できれば自慢の攻撃力で点差を広げておきたかった(最低でも2ポゼション差)、というのが本音だったと思います。実際、この試合が終盤を迎える頃には2ポゼション差以上ついていても全くおかしくなかったのでは。
そうならなかったのはNEの選手たちとSDの選手たちの集中力の差とも言えるミスでした。ミスというのはパーソナル・ファウルや先に書いたパント・リターン時のファンブルなどです。
・対応力 (上からの続きです)
こういったミスによって、試合は大きな差がつかず、SDとしては嫌な感じ、NEとしてはなんとか1ポゼション差にとどまることができたように思えます。こうなると様々な勝ち方を知っているNEの方が有利でした。というのは、この試合は残り時間7分を切ってからは試合の展開が目まぐるしく変わりました。
SDは1点差に詰め寄られていた第4QにNEにはショックの残るようなTDを上げ8点差とし、優位な立場で試合を進めることになりました。そして迎えた例の4thダウンのギャンブルであの想像もつかないようなミスがあったのです。あのプレーにこそ、両チームの対応力の差があったと思いました。SDとしては、あのINTは落とすべきでした。まあD♯の選手としては反射的にキャッチをしてしまうのはわかります。しかし、もしキャッチをしたとしても相手のタックルだけは食らってはいけませんでした。どんな時であれ、フットボールは「何が起きてもおかしくはない」のです。逆にNEは「何が起きてもおかしくはない」ことがわかっていたのです。つまり、あそこでパスがINTされてもおかしくはなく、またINTされた後に相手のファンブルを誘うことだって「起きたっておかしくはなかった」のです。それを見事に実践したのがNEのWRトロイ・ブラウンというNE一筋のベテランだったのです。
あのプレーは、日頃から常に「何が起きてもおかしくはない」という考えの下でプレーをしていたからこそ、起こったプレーだったと思います。偶然なんかではなく、間違いなくNEの選手による対応力が生んだプレーでした。

・経験値
これこそがこの試合を大きく分けたものだったかのようにも思えるのですが、どうでしょう。これを言ったら元も子もないでしょうかね…。でも先のトロイ・ブラウンにしたって、DBというポジションの経験があってこそのフォース・ファンブルでした。直接的に経験が活きたというのはあのプレーくらいでしょうが、間接的には多くあったと思います。上に書いた試合展開なんかは、NEの選手全員がどんな試合展開になってもいいように戦えていたのに対して、SDの選手たちは必ずしも同じ集中力を持っていたとは思えませんでした。こういった集中力の統率などは、プレーオフなどの厳しい世界で戦って初めて身につくものだったりもしますからね。

・第3、第4の男
これは意外と大きかったのかな?と思っている要素です。第3、4の男というのはチームにいるスター以外の選手のことです。そういった選手の活躍がNEには見られ、SDには見られなかった、ともいえるかもしれません。まあスタッツだけで判断してしまうのも乱暴なのですが、この試合SDオフェンスはランもレシーブもLTがトップ。レシーブではゲーツが2番目に多いレシーブ・ヤーデージでした。まあいつも通りといえばいつも通り(さらにいつも通りやれば大抵勝てるのも今年のSDでしたが…)なのですが、もう少し他の選手たちがステップアップしなくてはいけなかったような気もしますね。
NEオフェンスでいうと、スターというスターは今年はブレイディくらいしかいないのですが…、そのブレイディはこの試合は不調でした。まあ最後はらしさを見せてくれたと言えるかもしれませんが、NEの場合はシーズン中あまり活躍を見せなかった選手が頑張りを見せましたね。特にシーズン中は若手育成に力を注いだからか、ベテラン選手の活躍はそこまで目立ちませんでした(怪我もあったけど)。ところが、プレーオフに入るとWRブラウン、TEグレアム、RBフォークなど、元スターだったり、一度もスター扱いをされたことのない選手が大きく貢献するようになりました。この試合を決定付けたのもWRコールドウェルといった昨年までSDに在籍し、そこでは控えだった選手のビッグプレーでした。
まあSDとしては最後までトムリンソンにおんぶに抱っこだったという印象が多少残ってしまいました。LTは最後までアンストッパブルだったという点を考えると、やはりSDには第3、第4の男のステップアップが必要だったのかもしれません…。


う~ん、やはりうまくまとまらなかったです…。読みにくいとは思いますが、最後まで読んでくださってありがとうございます。
そしてペイトリオッツファンの皆様、おめでとうございます。僕もこんなに嬉しい勝利は久々だったので、思わず一日中顔がニヤけてしまいました。←今も続いているかも…。まああれだけ強いチームを敵地で倒せたというのはSB制覇した頃もそんなになかったので(あの頃は文句なしに一番強かったので)、しばらくはこの余韻に浸りたいと思います。来週はインディアナ…、日本での中継はNFCのチャンピオンシップとのことです…。では最後にSDについて―。
今年のSDは個人的にはいつかこけるだろう、とも思っていたのですがここでこけましたか。やはりマーティがいけないのでしょうか…。確かに疑問の残るプレーコールは多々ありましたが…。来年も残っているのですかね。あっそういえば試合終了時にLTがめずらしく激怒しているシーンがありましたが、あれはNEの選手数人がミッドフィールドでショーン・メリマンのダンスを踊っていたからだそうです…。侮辱にあたる行動は避けてもらいたいですね。
Divisional Weekend

ニューイングランド・ペイトリオッツ 24 @ 21 サンディエゴ・チャージャーズ

 事実上の決勝戦。とまで言われたこの一戦は予想通り激しい展開となったようですね。日本でも中継され(ケーブルですが…)たのですが、それを観れず…、で近いうちに録画放送されるだろうと思い、更新は試合を観てからにしよう!と考えていたのですが、どうやら放送も明日以降のようなので今日アップすることにしました。(中継は観れなかったのですが、携帯でESPNのサイトで随時経過をチェックしてました)
個人的な感想などはまた次回アップする予定ですが、まずは試合のおおまかな(??)内容を書いてみました。かなり雑だと思うのですが…。

LT in CHARGE
結果からいうと、24対21でペイトリオッツが逆転勝利を収めたようです。試合は序盤から両チームのD♯が迫力満点。共に試合を通じて7回ずつパントを蹴るというフィジカルな試合でした。そんな試合は両チームのオフェンスが決め手を欠いていた第1Q、ペイトリオッツが相手ファンブルによって起きたこの試合最初のターンオーバーを活かし、FGで先制。ところが第2Qに入ると、ここまでフィールドポジションで有利な立場に立っていたホーム・チャージャーズがRBラデイニアン・トムリンソンの2ヤードTDで逆転に成功しました。その後も両チームのD♯が試合を支配する展開が続きましたが、前半終了まで3分を切った時点でトムリンソンが(やはり)爆発。58ヤード・ランで一気にNE6ヤード地点へ。次のプレーでもう一人のRBマイケル・ターナーが6ヤードを走りTD、14-3とリードを広げます。チャージャーズとしては前半はこのスコアで折り返したいところ。
Rising Star?!
しかし、前半の内にもう一度得点を返しておきたいというペイトリオッツの気持ちの方が上でした。まずはRBケビン・フォークのランとWRジャバー・ギャフニーへのパスなどでSDテリトリーへ。その後はQBトム・ブレイディからのパスを中心に攻め、残り13秒でなんとしてもほしかった得点をTDという最高の形で上げることに成功し、前半を14-10という僅差で迎えることになりました。
D Still Alive
そして迎えた後半、立ち上がりはまたしてもD♯が存在感を見せ、両チームがパントを蹴り合います。試合が動いたのは第3Qが中盤に入りかける頃でした。ペイトリオッツQBブレイディの投げたパスがチャージャーズCBドレイトン・フローレンスにインターセプトされてしまいます。チャージャーズはこれで一気にNE32ヤード地点からの攻撃となりました。そしてそのままNE21ヤードと、一度はFG圏内へ進むことに成功しますが、その後ペナルティやペイトリオッツD♯のブリッツによるサックでFG圏内から弾き返されてしまいます。
First Mistake
結局そのドライブはパントで終わり、ペイトリオッツは自陣2ヤード地点からの攻撃となります。しかし、チャージャーズD♯も一歩も引かず、ペイトリオッツはまたしてもパントを蹴る羽目に。ところが、ここで試合が動きます。チャージャーズのパント・リターナーのエリック・パーカーがパントをキャッチミスし、ボールはペイトリオッツがリカバー。これによってペイトリオッツの攻撃が続きます。その後チャージャーズのペナルティなどもあり、さらに攻撃を進めますが、最後は決め手を欠きFG止まり。しかし、ペイトリオッツは貴重な後半最初の得点を上げることに成功しました。
Rivers IS Pro Bowler?!
その後試合はまたしても膠着状態へ。ところが、第4Qに入るとチャージャーズはTEアントニオ・ゲーツを中心ターゲットとしたQBフィリップ・リバースによるパス・オフェンスが機能しだします。リズム良く攻撃を進め、最後は再びRBトムリンソンがエンドゾーンへ走り、1点差に詰め寄られていたチャージャーズは21-13とペイトリオッツを突き放すことに成功しました。実はこのドライブの直前、ペイトリオッツはSD41ヤードまで進み、4th&2と微妙な距離を残したのです。今季のペイトリオッツならギャンブルか?と思っていたのですが、安全策を選択。そういった選択後のチャージャーズのドライブでのTDだったので、このTDは非常に大きいものだと感じました。
Season on the Line
残り時間は8分半、点差は8点。ペイトリオッツにとっては崖っぷちに立たされたといってもいいでしょう。しかし、そういう状況に立ってこそ実力を発揮するQBがペイトリオッツにいるのも事実。試合の流れを変えるかのようなチャージャーズのTD直後の、ペイトリオッツのシーズンを決めるであろうドライブが始まりました。ペイトリオッツはプレーオフに入ってから急遽頭角を現したWRギャフニーへのパスなどでSDテリトリーへ。さすがにブレイディだなぁ、と感じたのもつかの間、今度はチャージャーズのD♯がさすがの力強さを披露。あっという間に4thダウンとなります。奇しくもSD40ヤード付近でした。しかし、今度は選択の余地はなく、4th&5とはいえ、当然ゴーフォーのサイン。まさにペイトリオッツのシーズンがかかったプレーといえたでしょう。
Crucial Play
しかし、QBブレイディの放ったパスはこの日3つ目のインターセプトとなってしまいます。万事休すか、と思われた次の瞬間、ペイトリオッツWRトロイ・ブラウンがタックル。INTをしたマックリーはなんとそこで痛恨のファンブル。そのボールをペイトリオッツがリカバー。なんとも予想し難い形でペイトリオッツのドライブは続いたのです。ここでもう一度冷静になるチャンスを得たブレイディは難なくWR陣へパスを通し、残り時間4分40秒を残し、TDを上げます。もちろんペイトリオッツは2ポイント・コンバージョンで同点を狙い、それもRBフォークのラン(というかスナップをキャッチしてそのままランでしたが)で成功。同点に追いつきました。
Use LT...
チャージャーズとしてはショックの残る形で同点に追いつかれたのですが、RBトムリンソンを擁するチャージャーズ・オフェンスには十分過ぎるほど時間が残っていました。そして迎えた直後のドライブ。チャージャーズ首脳陣は最初こそトムリンソンのランを使いますが、直後はQBリバースのパスを選択。結果パスはインコンプリートとなり、3&アウトという最悪の結果になってしまいます。残り3分半を残し、ボールはペイトリオッツへ。
The Play of the Game
試合がかかったドライブとなるペイトリオッツの攻撃はやはりQBブレイディのパスを中心としたものになりました。まずはTEダニエル・グレアムへ19ヤードのパスで自陣34ヤードへ。その後はチャージャーズD♯が踏ん張り、3rd&10となり、両チームにとって非常に大事なプレーが訪れます。そこでQBブレイディはサイドライン際を走っているWRリシェイ・コールドウェルへのロングパス。そのパスは見事に成功、49ヤードのゲインとなり、ペイトリオッツは一気にSD17ヤード地点とFG圏内へ進みます。そこからはうまく時間を消費するため、RBコーリー・ディロンのランを多用するもチャージャーズD♯に止められ、31ヤードのFGを狙うことになりました。キッカーはルーキーのスティーブン・ゴストカウスキー。一度も第4Qでの決勝FGを蹴っていない選手でしたが落ち着いてFGを成功し、残り時間1分強を残し、ついにペイトリオッツが逆転に成功しました。
... is short
リードされたとはいえ、チャージャーズには1分というFG圏内へ進むには十分な時間が残されていました。そしてQBリバースのパス2本でNE36ヤード地点まで進むことに成功しますが、それと共に時間はなくなっていき、残り8秒で54ヤードのFGを狙うことになります。しかし、キッカーのネート・ケイディングのFGは短く、チャージャーズのシーズンはここで幕を閉じることになったのです。

Patriots moves on
こうしてAFCはコルツに続きペイトリオッツがチャンピオンシップへと駒を進めることになりました。因縁の対決がまさか今年こういった形で再び巡ってこようとは…。どうやら時代が変わるのはまだ先のことのようです。一体どんな試合になるのでしょう。今から楽しみです。
Divisional Weekend

インディアナポリス・コルツ 15 @ 6 ボルティモア・レイブンズ

実はプレーオフ開幕前の僕の個人的な予想としては僅かではありましたが、レイブンズがスーパーボウルの大本命か?!と思っていました。が、ワイルドカード・ウィークエンドを観てからは全く違った予想になりました。それはワイルドカード・ウィークエンドで勝利したAFCの2チームの出来がなんとも不気味であったからであります。ペイトリオッツはプレーオフに入ると「さすが」の勝負強さがあり、そしてある意味ではそのペイトリオッツよりさらに不気味な存在だったのがコルツでした
コルツはWCではチーフスに前半はまさかの苦戦。といっても試合前の予想では苦戦必至との見方もあったので、予想通りの苦戦とも言えました。しかし、苦戦は苦戦でも内容がよくありませんでした。得意のオフェンスが全くといっていいほど機能していなかったからです。それもチーフスという平均より少し上くらいのD♯相手にです。しかし、終わってみれば快勝。しかも特にオフェンスには迫力は感じずにプレーオフで勝利したのです。今までのコルツからすればありえないことでしたね。

そして迎えた今日のディビジョナル・ウィークエンドのボルティモア・レイブンズ戦。またしてもコルツが「らしくない」形で勝利を収めました。個人的にはコルツ・オフェンスが2試合続けて波に乗れないなんてことがないと思い(単純過ぎる予想ですが…)、この試合ではインパクトのあるオフェンスを披露するのでは?と考えていたのですが。なんとこの試合でもその予想を覆し、ディフェンスの力で勝利をもぎ取りましたね。
そのコルツD♯ですが、先日も書きましたが僕は前から実はそんなに悪くはないと思っていたのですが、ここまでやれるとも思っていませんでした。というのも、コルツD♯の最大の強みは他でもないコルツのオフェンスであり、オフェンスが得点を重ねるため、相手オフェンスもそれに追いつこうと無理にTDを狙いに来るケースが多かったのです。つまり相手はコルツD♯を多少なめていたというのもあったと思うのです。そうなることによって相手オフェンスは本来のバランスを失い、そこにコルツD♯はうまくつけこむ、というのがコルツD♯の持ち味だと思っていました。(コルツD♯は結構ビッグプレーも飛び出しますし。)
ところがプレーオフに入ると、状況は一転。本来コルツというチームを引っ張るはずのオフェンスは影を潜め(レイブンズ戦に限って言えば相手D♯がよかったのですが)、替わってディフェンスがチームを引っ張っています。驚くべきは、なんだかんだで最後はオフェンスが試合を決めるのだろう、と思っていたら試合を決めるのもD♯だったという点です。数年前からAFCはD♯なくして優勝はありえない、と言われていましたが、コルツは見事にアジャストしてきたと言えるのではないでしょうかね

では、コルツの要であるオフェンスは何もできていないのか?というと実はそれも事実ではありません。今日の中継を観ていて(聞いていて)珍しく解説者と意見が合ったことがあったのですが(副音声がなかった…)、その話をここで少し。それはこれまでのコルツ・オフェンスからの変化です。ここ数年のコルツ・オフェンスはQBマニングやWR陣の能力の高さを活かしパス重視の攻撃が目立っていました。そのオフェンスは今年も中盤までは変わらず、そしてチームも当たり前のように勝ち続けていました。しかし、対戦相手に研究され、チームが勝てなくなってきた頃―昨年の12月に入る頃―から変化が見られ始めました。それはオフェンス全体のバランスの変化でした。あのコルツがランを多く使い始めたのです。実は私、その変化についてひどく批判したことがあります(12/4参照読んでいただいた方が分かりやすいかもしれません)。しかし、今のコルツを観ていると、あの頃の変化が今になって活きてきているような気がしてなりません…。
プレーオフにもなると、一面的なチームというのは勝てません。例えコルツのような圧倒的なオフェンスを持っていたとしても、チャンピオンにはなれません。ここ数年のコルツはそれを身をもって証明したようなものですし…。となると、いかにコルツと言えどもオフェンスにもバランスが必要だ(正確に言うとバランスではなく、ランで時間を支配する術が必要だ)と感じたのでしょう。それをコルツのトニー・ダンジーは11月の終盤から、というとてもリスキーな時期に試み始めたのでは。結果的にはチームは敗戦が増えたものの、プレーオフへは危なげなく進み、そしてオフェンスにもバランスというものを定着させることに成功したのではないでしょうか(今日もラン35、パス30、ボール保有率も31分半でした)。AFCのチャンピオンシップ進出が決定した今だから、「成功した」と言えるかもしれませんが、ほんの数週間前までは誰もコルツがこういった内容でチャンピオンシップまで進むとは思っていなかったはずです。下手をしていれば、コルツはほんの1ヵ月前から試みた新しいオフェンスのリズムを掴むことなく1、2回戦で敗北していたかもしれません。なんとも末恐ろしいヘッドコーチです。

さて、いつものようにまた長くなってしまいましたが、コルツのチーム全体の変化について語ってみました。プレーオフに入ってからのコルツだけを観ていれば、今年の中盤までのコルツとは全然違うチームになっていることがよくわかるかもしれません。コルツは今年もダメだろう…とタカをくくっていたのですが、今の「勝つための試合運び」を本当に自分のモノにしたのなら、このチームは無敵かもしれません。来週はサンディエゴに乗り込むのか、はたまた宿敵ペイトリオッツとまたしても覇権を争うことになるのか。今後も含めて、コルツの「適応力」にも注目したいです。

p.s.あ。レイブンズについては全く触れていない。オフェンスにはがっかりかな…。やはりレイブンズは試合の行方をオフェンスに委ねるような展開だとダメでしたね。
2007.01.12 Not so Wild.
またしばらく更新が空いてしまいました…。Wild Card Weekendからはちょっと経ってしまいましたが、その結果と感想を少し書いていきます。ひさしぶりですが、かなり適当になってしまうかもしれません…。

ダラス・カウボーイズ@シアトル・シーホークス
 結果:21-20、シーホークス
今や有名になってしまった劇的な幕切れでしたね。DALのQBトニー・ロモによるFGアテンプト時のホールド・ミス。あのミスさえなければDALが今週末のディビジョナル・ウィークエンドでシカゴで試合を行っていたといってもいいのでは。でもロモもミスをした瞬間にボールを拾ってTDを狙いに行ったという点は評価してもいいでしょう。あのプレーを見た後の率直な感想は「ミスを犯した瞬間もあれだけ冷静でいられる選手がなぜ?」というものでしたね。ロモにとってはほろ苦いプレーオフデビュー戦となってしまいました。
試合はハイライトでしか観ていないのですが、シーホークスからすれば本当にもうけもんの勝利だったのでは。運がなければ勝てなかったとも言われそうですが、運も実力の内です。胸を張ってディビジョナル・ウィークエンドへ乗り込むべきでしょう。
カウボーイズとすれば悔やんでも悔やみ切れない敗戦となってしまいましたね。とはいえ、誰もロモを責める事はできないはずです。彼がいなければプレーオフへも出れなかったかもしれませんので。今考えてみると、あのミスには実は前兆があったといえるかもしれません。それはW17、シーズン最終戦のDET戦。その試合でロモは4つのファンブルを犯していました。それも特に相手に触れられていないプレーでのファンブルもいくつかありました。あの試合からどうもボールが手についていないような印象があった気がしてなりません。プレーオフでの致命的なミスというものはプレーオフでしか返すことができません。今後のロモにも注目したいです。
p.s. どうやらパーセルズもT.O.も来季もチームに残るとのことです。

カンザスシティ・チーフス@インディアナポリス・コルツ
 結果:23-8、コルツ
この試合はなんとも両チームのファンにとってはフラストレーションの溜まる試合だったのでは。そしてチーフスファンにとってさらに不幸だったのは一度もそれが解消されることなくシーズンが終わってしまったことです。
コルツからすれば、なんともらしくない勝利だったのでは。この試合は開始前からずっとチーフスRBラリー・ジョンソンを止めることが出来ないんじゃないか?と至る所で噂になっていました。が、蓋を開けてみるとジョンソンに13キャリーでたったの32ヤード(!!)に抑えることに成功し、なんの不安もなかったはずのオフェンスではQBマニングが3INTを喫するなど試合中盤までは全くといっていいほどいいところがなかったです。まあ後半に入るとやっとマニングも調子を取り戻し、なんとかチーフスを寄せつけずに勝利することができた、という試合でしたね。
個人的には前からコルツのランD♯は実はそこまで(試合結果に影響するほど)悪くはないと思っていました。特に注目度が高ければ高い試合ほど、意外と相手のエースRBにやられる試合というのは少なかったのでは?(ん~でもそんなこともやっぱりないでしょうか…あくまで意外との話です。)まあもっともここ最近は本当にひどかったのですがね…。
それよりひどかったのはこの試合のチーフスのオフェンスでしたね。なんともオフェンスのリズムの作り方が下手だったです。コルツがラン重視のD♯を敷いたというのは前半の立ち上がりでわかったはずなのですが、チーフスはそれでもオフェンスを変えようとしませんでしたね。前半はファースト・ダウンがなかったというのは前代未聞です(特にコルツ相手に…)。結局前半あれだけターンオーバーを奪っておきながら一度もリードを奪えなかったというのが敗因と言ってもいいでしょう。(前半最後のコルツのFGももったいなかったです…。)

ニューヨーク・ジャイアンツ@フィラデルフィア・イーグルス
 結果:23-20、イーグルス
朝一生懸命起きて生中継で観た試合です。といっても第1Q途中で爆睡。起きたら第4Q終盤でした…。でもいいところは観れたので満足です(苦笑)
さて、この試合は立ち上がりは結構衝撃的だったのでは。ジャイアンツの試合開始直後のドライブは「ついに目が覚めたか?!」と思わせるほど鮮やかでした。イーグルスD♯のブリッツも上手く対処できていましたし、さらにQBイーライ・マニングとレシーバー陣との連携がよくできていたように感じました。結局ファースト・ドライブで先制TDを上げ、直後のキックオフでは絶妙な(狙ったのか?)キックでイーグルスのリターンをさせず、PHI陣内奥からのスタートになりました。そしてイーグルスのファースト・ドライブでは何もさせず3&アウトとし、次のジャイアンツのドライブはイーグルス陣内からという素晴らしい立ち上がりでした。
と、これだけを観て今日はジャイアンツが勝つのか?!なんて思っていたら寝てしまいました。ので、試合の流れを作るはずの中盤戦は全く観ていません…。そして、起きるとイーグルスがリードしていました。(大幅省略)
試合が面白くなったのは第4Q。残り7分を切って7点ビハインドのジャイアンツは相次ぐ反則で1st&30という途方に暮れそうなピンチに陥ります。ここでジャイアンツも終焉かと思われましたが、この日のマニングとWRプラクシコ・バレスはまさにホットラインでした。2nd&30から立て続けにマニングからバレスへのパス。マニングの集中力が生んだパスとバレスの個人技がうまく噛み合い、ピンチを脱しただけでなく、あっという間の同点TDとなりました。
しかし、ジャイアンツにとっては同点がやっとでしたね。この日はジャイアンツRBティキィ・バーバーとイーグルスRBブライアン・ウェストブルックが共に絶好調。同点となり、残り5分で攻撃権を取り戻したイーグルスはウェストブルックを中心とした攻撃を展開。時間を十分に使いつつ、徐々にジャイアンツ陣内へと進んでいきました。そして残り時間が2分を切った時、ウェストブルックのランでついにFG圏内へ。結局そこからは時間だけを費やす戦法へ。残り3秒でタイムアウトを取りFGユニットを送り込むイーグルス。そして試合終了と同時にKデービッド・エーカーズのFGが決まり、イーグルスの勝利となりました。
この試合は共にチームのいいところを発揮できた素晴らしい好ゲームだったと思います。特にジャイアンツは今できる最高の試合をやったと言えるのでは。シーズン終盤戦のジャイアンツを考えると、この試合だけでも来季へとつながる、収穫の多いものだったと思います。そしてそのジャイアンツを破ったイーグルスのしたたかさも素晴らしかったですね。間違いなくマクナブがいた頃にはなかったしたたかさです。(しつこいです…) QBガルシアを中心とし、生まれ変わったイーグルスがスーパーボウルへ出場したとしてもなんの驚きもないと言ってもいいかもしれません。いや~バーバーの引退ももったいないですし、両チームに勝たせてあげたかったな、と思うほど(僕としては珍しい)の試合でした。

さてこれでワイルドカード・ウィークエンド全ての結果がわかり、次週ディビジョナル・ウィークエンドの全カードの組み合わせが決まりました。今年はワイルドカードが早くも全滅です。文字通り各地区の優勝チーム同士で争われるディビジョナル・ウィークエンドとなりましたね。かなり白熱しそうです。楽しみです。
2007.01.08 Brady being Brady.
う~ん、新年が明けてから飲み会飲み会で更新をずっとサボってしまいました。しかもこの大事な時期に…。いつも読みに来てくださってる方々には多大なご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ございませんでした。

NFLも今日でワイルドカード・ウィークエンドの4カード全てが終わりました。先週全32チーム中20チームの選手やコーチ達がゴルフを開始し、そして今週さらに4チームがゴルフ・シーズンのスタートとなりました。(ESPN的言い回し。)
それでは順序は全くバラバラですが、まずは我らがペイトリオッツの結果から―
ニューヨーク・ジェッツ@ニューイングランド・ペイトリオッツ
  結果:37-16、ペイトリオッツ
 この試合は同地区対決、今季3度目の対戦であり、さらにNEベリチック対NYJマンジーニの師弟対決としても注目度を集めた試合でした。共に相手を知り尽くしているだけにやり易い面とやりづらい面、両方があったと思われます。
試合は開始早々のドライブでペイトリオッツが先制のTD。さらにD♯でもジェッツQBペニントンに何もさせず。やはりこの時期のペイトリオッツは強いな、と感じていたのもつかの間。プレーオフでは命取りとなりかねないこの試合最初のターンオーバーがペイトリオッツの自陣深くの位置で起きました。RBディロンがファンブルし、ジェッツボール。ジェッツとしてはこのミスにつけこみ、同点にしたいところでしたが、結局3&アウトでFG止まり。とはいえ、この一連の流れはジェッツに勇気を与えたといってもいいかもしれません。その直後のペイトリオッツのドライブをなんなく止め、ジェッツがボールを取り戻します。そして第2Q開始直後、QBペニントンからWRコッチェリーへ77ydsのTDパスが通り逆転に成功します。
ジェッツからすれば狙い通りの展開です。しかし、1月に入ったペイトリオッツは前回対戦()したペイトリオッツとは全く違うチームでした。直後のドライブでKゴストカウスキーのFGでまずは同点に。そして前半残り7分から始まったドライブではほぼ7分を使い切り、最後はQBブレイディからTEグレアムへのTDパスが通り、17-10とペイトリオッツが逆転に成功し前半が終了します。個人的にはこのTDドライブがこの試合を象徴していたかのように感じました。(理由はまた後ほど…)
前半を終え、試合内容ではペイトリオッツがジェッツを圧倒している形ではありましたが、それでも点差はたったの7点。ペイトリオッツとしては「もっと離れていてもいいのに」、ジェッツとしては「まだまだワンチャンスで追いつくことができる」といった感じだったのでは。
そして後半開始。まずジェッツの攻撃から。ペイトリオッツの前半最後のドライブはジェッツに大きなダメージを与えたはずなのですが、ジェッツは根気良く徐々にエンドゾーンへ近づいていきます。結局TDは奪えずもFGで点差を4に縮めることに成功します。これでジェッツはD♯が踏ん張ることができれば、「ワンチャンスでひっくり返すことが出来る」位置に着けます。しかし、この日のペイトリオッツはQBブレイディを中心とした攻撃がその実力を如何なく発揮します。ランとパスを織り交ぜた攻撃でペイトリオッツはあっさりFGを返し、点差は再び7へ。
肉弾戦の様相を帯びてきたように見えた試合でしたが、次のジェッツのドライブで試合の流れが微妙に変わりました。ジェッツ陣内深くで始まったドライブもなんとかミッドフィールド近くまで進んだ頃、この試合ジェッツにとっては最初のターンオーバーが出ます。QBペニントンが投げたパスがラテラル・パスと見なされ、ボールをリカバーしたペイトリオッツNTのウィルフォークに拾われ(さらにリターンもされ)ペイトリオッツボールとなります。ここはなんとかジェッツD♯が踏ん張りますが、ペイトリオッツとすれば貴重なFGを上げることに成功します。これでこの試合初めて2ポゼションの差がつきます。
しかし、ジェッツもこれであきらめるといったことは全くなく、戦う姿勢を見せます。第4Q開始とほぼ同時に始まった直後のドライブでまたしてもFG圏内へ。しかし、ペイトリオッツのD♯はエンドゾーンが近づくにつれ厳しくなっていき、ジェッツの反撃はまたしてもFGに留まります。とはいえ、これで再び7点差とし、試合は未だにワンチャンスで追いつけるものとします。しかし、試合の流れはペイトリオッツが操っていました。
その直後のドライブでブレイディ率いるペイトリオッツ・オフェンスは約6分半もの時間をかけ、最終的にRBフォークへのTDパスを決め、点差を14点としたのです。この時点で残り時間は5分強。試合をほぼ決めたといってよいでしょう。結局直後にジェッツのQBペニントンのパスがペイトリオッツCBのサミュエルにインターセプトされ、そのままリターンTD。37-16となり、勝負ありでした。

試合が終わって、冷静に振り返ってみるとなんだかんだで最初から最後までペイトリオッツがゲームを支配していた気がします。まあ前半の途中はジェッツのペースになることはあったのですが、それはあくまでもペイトリオッツのミスから、ということだったのかもしれませんね。いや、強いです。ペイトリオッツ。これは一パッツファンとしてではなくて、一NFLファンとしてです。たぶん…(笑)
この試合のペイトリオッツの勝因は総合力といってもいいのでは。中でもD♯の勝負強さはジェッツの比ではありませんでしたね(前半終了間際のドライブとかです)。オフェンスの決定力の差とも言えるかもしれませんが、とりわけ目を引いたのはペイトリオッツのレッドゾーンD♯のよさでした。ジェッツも第4Qまではなんとかペイトリオッツに食らいついていたのですが、最後はペイトリオッツの試合巧者ぶりにやられてしまった感が強かったのでは。(でも個人的にこの試合で一番印象に残ったのはジェッツのしぶとさでした。)それにしてもほんとに粘り強かったです。あのしぶとさがなければプレーオフにも出て来れなかったでしょうね。

さて、これでペイトリオッツは来週サンディエゴにてチャージャーズとの対戦が決まりました。シーズン半ばから連勝街道まっしぐらでスーパーボウル制覇の大本命でもあるチャージャーズと、シーズン終盤、最も大事な時期に調子を上げてきたペイトリオッツ。来週最大の好ゲームになる可能性大です。あるスポーツ評論家はすでにこのゲームこそがNFLのチャンピオンシップだ、なんて言っていましたが果たして本当にそういった内容のゲームになるのでしょうか。もちろん僕は期待していますがそれでは今日はこの辺で。

p.s. この試合は開始前からジェッツのペイトリオッツに対する「リスペクト」というものが感じられたような気がします。ちょっと嬉しかったりするFuckyでした。マンジーニだったからでしょうかね。(でも今流行り?のリスペクトっていう言葉はあまり使いたくはなかったのですがね…)
NFLもついにレギュラーシーズンが終わりを迎えました。例年のように最終節までもつれたプレーオフの出場権は、最後の最後まで波乱があったようですね。それについてはまた後ほど書いていきますが、何はともあれ両カンファレンス合計12チームが出揃いましたね。
出場チームとシードは以下の通りです。

AFC
1.サンディエゴ・チャージャーズ
2.ボルティモア・レイブンズ
3.インディアナポリス・コルツ
4.ニューイングランド・ペイトリオッツ
5.ニューヨーク・ジェッツ
6.カンザスシティ・チーフス

第1、第2シード争い
今週は各ディビジョンのチャンピオンに波乱がなく、先週までの順位がそのままプレーオフのシードになりました。最終的に注目の第1シードはシーズン中盤から圧倒的なオフェンスで勢いをつけ、10連勝中のチャージャーズがものにしましたね。
第2シードにはそのチャージャーズをシーズン序盤、ホームで破っているレイブンズが入りました。持ち味であるディフェンスはリーグでも1、2を争うほどの迫力があります。
第3、第4シード争い
第3シードにはシーズン終盤に思わぬ失速に直面したコルツ、第4シードにはシーズン終盤にさすがの強さを発揮してきたペイトリオッツが入りましたね。思えばシーズン中盤、この両チームの直接対決に全米中が注目した時期もありました。が、終わってみれば両者ともに1st ラウンド・バイを逃してしまうという形になりましたね。一つの時代の変わり目の年になるのでしょうか。
ワイルドカード争い
波乱があったのはAFCのワイルドカードでしたね。先週までWC争いで2位に着け、自力でプレーオフの出場権を確保する可能性のあったジェッツはホームでしっかりレイダースに完勝。シーズン前の下馬評の低さを見事に跳ね返し、立派な成績でのプレーオフ進出です。
チーフスは先週まで8勝チームが5チームも並んだWC争いで最下位に着けており、自力でのプレーオフ進出の可能性はありませんでした。他の4チームの様々な援助が必要でしたね。チーフスとしてはまずWC争いをしているジャガーズとの直接対決を勝たなければいけませんでした。結果は最後の最後まで粘られましたがなんとかジャガーズを振り切り勝利。さらに8勝で並んでいたベンガルズが延長の末、昨季の覇者スティーラーズに根負け、6連勝と波に乗っていたタイタンズもペイトリオッツに地力の差を見せつけられ敗戦。この時点で既にチーフスは数々の援助に恵まれていたといえるでしょう。
チーフスの命運を握るのは現地(イースタン)時間4時開始の49ers@ブロンコスの結果でした。ブロンコス圧倒的有利とされていた一戦です。ブロンコスは序盤からリードを奪いますが、後半に入るとナイナーズが反撃に入り逆転に成功。結局ブロンコスは試合終了間際になんとか追いつき、AFCのワイルドカード争いは今年最後の延長戦までもつれることになりました。延長に入ると両チーム決め手を欠き、残り時間だけが減っていきます。ブロンコスとしては引き分けでもプレーオフ進出、それが現実味を帯びてきたときに試合が動きました。残り4分半で攻撃権を手にしたナイナーズが最初のプレーでリバースというスペシャルプレーを選択。それが20ydsのビッグゲイン。その後の3rd & longでもファーストダウンを更新。AFCのWC最後の座は残り2分でナイナーズのキッカー・ネッドニーの足にかかることになりました。ネッドニーの36ydsのFGはポストをかすめるようにポールの間をすり抜け、試合が終了しました。
こうして様々な援助(というか奇跡!)に助けられ、一度は絶望的かとも思われたチーフスがAFC最後のプレーオフの座を手にしました。

ホーム・フィールド・アドバンテージ:チャージャーズ
ファースト・ラウンド・バイ:チャージャーズ、レイブンズ
ワイルドカード・ウィークエンドのマッチアップ
カンザスシティ・チーフス@インディアナポリス・コルツ
ニューヨーク・ジェッツ@ニューイングランド・ペイトリオッツ



NFC
1.シカゴ・ベアーズ
2.ニューオーリンズ・セインツ
3.フィラデルフィア・イーグルス
4.シアトル・シーホークス
5.ダラス・カウボーイズ
6.ニューヨーク・ジャイアンツ

第1、第2シード争い
NFCの第1、2シードは先週までに全てが決定していました。第1シードには早々と第1シードを決めていたベアーズが。第2シードには今年No.1のシンデレラ・チームともいえるセインツが入りました。
第3、第4シード争い
第3シードにはシーズン終盤にQBガルシアがまさかまさかの復活劇を演じ、5連勝と波に乗ってプレーオフに乗り込んだイーグルスが。昨季のNFCチャンピオンのシーホークスは様々な問題に直面しながらもなんとか第4シードに入ることができました。
ワイルドカード争い
カウボーイズは先週までにプレーオフを決めており、今週地区優勝の可能性がイーグルスの勝利でなくなり、ワイルドカード1位の座に入ることになりました。
先週までで残り1枠となっていたNFCのワイルドカードは5チームがそのたった一つの座を争うことになっていました。優位だったのはジャイアンツとパッカーズ。共にどちらかが勝ち、どちらかが負けた場合はプレーオフ進出が決定、両者が勝利した場合はStrength of victoryというここでは到底説明できないほどのタイブレーカー方式が適用されるという羽目になるものでした…。
しかし、大方の(?NFLファンの間の?)予想では実はラムズ有利との声も多々ありました。が、結局ラムズは勝利したものの、ジャイアンツ、パッカーズ、パンサーズも勝利したため、ラムズの夢はその時点で消えてしまいました。またパンサーズもカンファレンス内成績のため脱落が決定。そして残ったのはやはりジャイアンツとパッカーズ。パッカーズとしては今季対戦したほとんどの相手の今週の結果が条件(ARIが負け、TENが勝ち、etc. etc...みたいな…条件です)となっていましたが、結局そこまでの奇跡は起こらず…。(QBファーブの最期の試合となってしまうのでしょうか…。ファンではなかったのですが、試合後のインタビューはちょっと感動しちゃいました…。)
こうして最終的にはジャイアンツがNFC最後のプレーオフの出場権を手にしたのです。

ホーム・フィールド・アドバンテージ:ベアーズ
ファースト・ラウンド・バイ:ベアーズ、セインツ
ワイルドカード・ウィークエンドのマッチアップ
ニューヨーク・ジャイアンツ@フィラデルフィア・イーグルス
ダラス・カウボーイズ@シアトル・シーホークス


またプレーオフについては後日アップする予定です。NFLはこれからが本当の勝負です。特に今年は何が起こってもおかしくないはずですから、要チェックですね。
なんといっても今年はAFC>NFCの図式がこれでもかってくらい成績に表れています。今年NFCのチームで対AFCのチーム相手に勝ち越しているのはダラス・カウボーイズの1チームのみなんですね。ここ数年はずっとこのような図式では来ていたのですが、それはあくまでAFCのチームがNFCのチームより実力が勝っていたから、言い換えればAFCのチームが強かったから、でした。ところが、今年はそれだけではありません。確かにAFCの方が全体的に強いのに変わりはないのですが、今年はそれ以上にNFCのチームが弱いのです。
特にひどいのは現在のNFCの第6シード以降のチーム。現在第6シードの位置に着けているのはニューヨーク・ジャイアンツ。以下はグリーンベイ・パッカーズ、キャロライナ・パンサーズ、セントルイス・ラムズ、アトランタ・ファルコンズと続いています。この5チームに残り1枠となったワイルドカードの可能性が残されています。全て7勝8敗のチームです。最終節で5チーム全部が負けた場合、負け越しのチームのプレーオフ進出が決定するのです…。
まあ2年前もNFCは8勝8敗の勝率5割チームが2つもプレーオフへ滑り込むといった事態が起きましたが(驚くのはその2チームともワイルドカード・ウィークエンドを突破したという点です)、その時はまだチームとしてある程度プレーオフで戦えるという姿勢を見せてくれていたものです(レベルは高くありませんでしたが…)。しかし、今年のNFCの第6シード以降のチームは違います。シーズンが終わりに向かうにつれ、プレーオフが視野に入るにつれ、どんどん弱くなっていっているのです。まるでどこもその第6シードに入りたがっていないかのようです。
シーズン終盤、プレーオフ争いをするチームというものは誰かがステップアップしてチーム全体が活性化するか、もしくは誰か一人が引っ張るというのでなくとも自然と一つの目標に向かってチームが一丸となるものです。そういったことが上の5チームには全く見られません。はっきり言ってしまえば戦う意志というものが伝わってきません。おそらくAFCで下から4番目くらいに着けているチームの方がまだチームとして戦う意志があるでしょう。
まあそれでもルールはルール。いくら成績やチーム状態が悪くてもNFCの第6シードにはNFCのあるチームが入ってくるわけです(当たり前か…)。今年もAFCでプレーオフをあとわずかで逃すチームにとって不幸だったのはこの時代にAFCに所属していたから…の一点に尽きると思います。多くのワイルドカードのチームにとって、プレーオフというものはスーパーボウル制覇へ向けてのステップに過ぎないものです。たとえプレーオフ1回戦で負けたとしても、それはそのチームにとっては大きな前進となるのです。その積み重ねなくしてスーパーボウル制覇はないといってもいいのでは。だからこそプレーオフ進出という権利は大きな意義があるのです。今年のNFCの第6シードに入るその「1チーム」にはこの意義が当てはまるのか、今後に向けての前進と呼べるものなのか、大いに疑問に思われるものです。

『負けたことがあるというのが いつか 大きな財産になる』
  「スラムダンク」 第31巻より
 多少意味は違うのですが、書いているうちにちょっと思い出したもので…(笑)
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